ふと昔話を思い出したので、ブログを書いてみました。
「『顧客を喜ばせるために』仕事をしよう」
大学を卒業し入社したベンチャー企業で、あるときのボーナスが少なかったことがあります。
営業成績からするともっと評価されるはずなのにと思っていたら、社長から謝罪とともに訂正のメールが送られてきました。
それがもとで、社長とメールをするようになったので、なにがきっかけとなるかは分かりません。
「最近どうですか?」という質問に、当時自分としては珍しく仕事に苦痛を感じていたこともあり、そのことを伝え、最後は「自分の頭で考えて仕事ができていないというのが原因と考えているので、試行錯誤しているところです」というような内容を伝えました。
それに対する返信は今でも覚えています。
要約すると「それが今の状況を改善することに繋がるでしょうか?それよりも『顧客を喜ばせるために』仕事をしよう」というものでした。
なるほど。そういう視点もあるのかと勉強になっただけでなく、実際に苦痛を感じる状況からは徐々に改善されていきました。
「自分の頭で考えて仕事をしよう」
一方で「仕事とは自分の頭で考えて行うもの」というのは、仕事をしているときに常に意識する必要があるポイントなのかなと(今でも)思っています。
仕事にはやりがいが必要だったり、つらい状況でモチベーションを保つ必要があったりするわけですが、仕事を「与えられた」ものとしてとらえていたり、仕事を「やらされている」と認識していると、つらく感じることが増えてしまうのです。
一方で、仕事を「自ら産みだすもの」ととらえている場合、それは前向きな生産活動に一変します。
今日の仕事の多くは単純作業ではありません。
すべてはサービスになっていくなか、仕事は「自分の頭で考えて」行う必要がでてきました。
たとえ「マニュアル」が整備されていても、今この状況がマニュアル通りに行動するべきなのかどうかは「自分の頭で考えて」行う必要があるのです。
人生の貴重な時間の多くを、仕事に費やすことになるでしょう。
与えられた仕事を与えられたままこなすというのは、なんてもったいない時間の使い方なんだろうと思うのです。
時間はお金では買えませんから。
昨日と今日で、ほんの少しやり方を変えてみる。
ただそれだけで、仕事は与えられたものではなくなります。
人生につかれていたらぜひどうぞ。