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2014年1月3日金曜日

布団のなかで考えた、年齢別アドバイス(男子編)

2014年になりました。
あけましておめでとうございます。TANAKA Kohjiです。

夜、急に目が覚めてしまい、ひとり考えごとをしていたら記事に残したくなりました。
あまり深く考えずに書いているので多少上から目線になったりするかもしれませんが、そのへんは何卒ご容赦をば。

コワーキングスペース茅場町 Co-Edoを始めたことで2013年は、例年より、年下の人と接する機会が増えました。
なかには絶賛「人生について迷い中」という方もいたりして、そういう人と話をする機会が増えてきて、おじいちゃん的アドバイスもたまには良いかなと思ったり。

基本的に世代論みたいのは信用していないのですが、年齢の重ね方というのはある程度似ているところも出てくるかもしれないので、その限りでお話したいと思います。

また、インターネットや携帯電話をはじめ、ツールの有無で考え方や生き方というのは変わったりすると思うのですが、そういう要素を極力とりのぞいた、なるべく普遍的な内容になるように努めます。

20歳〜25歳くらいの君へ

本を読みましょう。それも自己啓発系の本を。
そこにはたくさんの「どう生きるか」が書かれています。多くの「どう生きるか」を目にし、自分の資産にしておくことが大切です。

「どう生きるか」がわかるのであれば、好きな作家や有名人のエッセイでも構いません。
その場合は心酔している誰かの書籍を読みあさりましょう。

ここで大事なことは「ああ、どれも一緒だな」と思えるくらいになることです。つまりそれはあなたがシンプルな答えをひとつ導き出したということだからです。

どんなに頑固なあなたやわたしも、人生において最も柔軟にものごとを判断できるのがこの頃だと思います。頭が固くなってからでは遅いので、今すぐ試してみてください。

25歳〜30歳くらいの君へ

チャレンジしましょう。そして勉強しましょう。
人生で最もパフォーマンスを発揮できるときかもしれません。10代〜20代で得たものをフル活用して、全速力で勝負してください。
勝負といっても(必ずしも)「独立する」とか人生の転機という話ではありません。あくまで全力疾走しましょうという話です。

今いる環境が心地よい方は、その環境のまま走り続けましょう。今いる環境を変えたいという方は、環境を変えても良いかもしれません。
環境はどこでも良いのです。大事なことは、全速力で勝負することです。
車で言えば、ギアをMaxまであげて走るということです。

そしてもうひとつ。スキルアップに努めましょう。
このさき何をするとしても自分自身のスキル以上のことはできません。今やるべきことは貯金を使い果たすことではなく、貯金をしつつ消費していくことです。
半年前の自分を振り返り「あのころは今と比べて何もできていなかったな」と思えるくらいになりましょう。

30歳〜35歳くらいの君へ

手を抜きながら仕事をしましょう。
たまにはあえて全力を出すことをやめましょう。大丈夫。それでも充分パフォーマンスを発揮できるでしょうから。

20代のころと比べると脳や体力に衰えが始まるころです。重要なことは、そのことをあらかじめ意識して行動するということです。
もしあなたが、全速力で走っているにもかかわらず、なかなか思うように成果が上がらなくなったと感じたときは、まさに今、次の段階に来ている証です。

イメージ的には車でサードギアくらいでアクセルをベタ踏みしている状態なのです。
ちょっとアクセルをゆるめたくらいでは、スピードは変わりません。
ガソリン(体力)も大切なリソースです。大事に使いましょう。

そしてその分、空いた時間を使っていろいろなことを試行錯誤するというのも良いですね。

35歳〜40歳くらいの君へ

足を前に踏みだそう。
もしかしたら人生に迷う人が多いのが男性の場合は30代中盤くらいかもしれません。
ですが、もう迷う必要はありません。

今までの経験や知識を活かし、あなたの思うままに進みましょう。
20代のころとても大事にしていた何かを、失っても困らないということに気づくのはこのころかもしれません。
ゼロになってもともとです。

月並みな良い方ですが「やって後悔することとやらないで後悔すること」どちらを選ぶかを考えましょう。両者の違いを本当に理解できるようになるのはこの時期のような気がします。

40歳〜それ以上のあなたへ

若い人にアドバイスを送りましょう。
とくに来月30代が終わるわたしに対し(笑)





それでは。
昨年11月くらいのつらい時期を先月乗り越えさせてくれた親愛なる友人たちに感謝の意味をこめて。
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2011年10月3日月曜日

共通言語の重要性

週末は二日とも当日に予定が入った TANAKA Kohji です。
土曜の勉強会は自分で選択したんですけどね。当日行くことを決めるのはもしかしたら初めてのこと。
タイミングって重要で、感覚的なものが刺激されたのかもしれません。

さて。
共通言語についての話。

会社を経営していく上でビジョンが重要ということはよく言われることです。
テーマは『○○』勉強会でも話題にあがりました。

ビジョンの効用はいくつもあると思うのですが、そのなかで私が大切にしているもののひとつに「共通言語を使ってコミュニケートできているかどうか」があります。

たとえ同じ日本語を使っていても、物の見方が違えば「考えること」や「導く結論」がばらばらになります。
そうすると、同じ話題(たとえば「今度の新製品の顧客対応について」という話題)でも、出てくる意見が、てんでバラバラ、方向性がまちまち、ということになってしまうのです。

これではせっかく「衆知を集め」ても仕方がありません。

V字回復の経営で、次のようなシーンがあります。

改革メンバーが集結し、現状の問題点をカードに書いて明確にしていく。集まったカードは500枚。ではこれらの問題点をもとに、今後どうするか?メンバーはまず、それらを分類しようと試みました。『KJ法』『魚の骨』いくつかの方法を試みるも結果、失敗。

なぜなら個々の問題同士は複雑に絡み合い、どの分類をもってしてもMECEできないのです。
「分類しないと解決の道筋をつけられない」そう思い込むメンバーでしたが、改革メンバーを指揮する者が別の視点を与えます。

「皆さんはこれらの問題を分類しようと試みてきました。しかし今必要なのは、分類手法ではないのです。ということは?われわれに必要なものは何でしょう?」「皆が参照すべき『考え方』つまり『コンセプト』ですよ。お互いの認識の共通基盤がなくて、(略)拠り所にしている考え方、理論、コンセプトがバラバラだったら、集団として現実を整理することはできないのです」
そして、経営者自らが、社員が共有できる「コンセプト」「理論」「ツール」を提示することが組織の変革には必要といっています。

そのひとつが、ビジョン、ではないでしょうか。
ビジョンを提示し、全社員を同じ方向に向かせ、同じ共通言語で会話させる。
それが、すべての業務におりていくのです。

共通言語、大事ですね。

弊社が使用するCakePHPというフレームワーク(汎用的な機能をまとめて提供し、土台として機能するソフトウェア)があります。

わたしがCakePHPユーザーのコミュニティで会話し感じるのは、そのフレームワーク以外の話題であっても、CakePHPを通じた共通言語が生まれているということです。
そうすると、多少バックボーンの違いや業務の違いがあっても、会話がスムーズに進みます。

ビジネスもソフトウェア開発も、その点では違いはありません。
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2011年9月27日火曜日

auが逆転HRで勝利するための条件とは

「ノーコメント」という最悪の結末に「ワクワク」が「がっかり」になったTANAKA Kohji です。


昨日の記事で予想した「どのようにiPhoneを扱うのか」については、正解は 3「ノーコメントを貫く」でした。

この新商品発表会が、iPhoneを販売することが決定したことを説明する機会ではあったのですが、Appleとしては、発売日(時期)を含め明言できない限りは発表しないといういつもの姿勢を崩さなかったようです。
(報道でも10月となっていたり来年頭となっていたりバラバラですので、まだ不確定事項が多すぎるのでしょうね)

しかしながら「未来は選べる」というコンセプトや「ともコミ」というSBのホワイトプランを意識したサービスを始めることからも、Windows Phoneに続いてiOS(iPhone/iPad)を開始するという姿勢が垣間みられました。


引き続き、iPhone販売が前提ということで話を続けますが。

auは過去、スマートフォンに対し、「明らかに間違った」戦略をとってきました。
それは、今回のKDDI田中社長のプレゼンでも、「過去を否定するような」内容であったことからも、自認していることでしょう。

そのうえで今回の「iPhoneへの舵取り」は、成功するのでしょうか?

auのスマートフォン戦略を総括すると「壮大な手のひら返し」と見れないこともありません。
というのも
「テンキーで日本語を入力するのに慣れた日本市場にスマートフォンは合わない」(2008年)
「auの本気度を見てほしい」Androidスマートフォン「IS03」に賭けるKDDI (2010年10月04日)
KDDI、IS01のOSバージョンアップは「実現不可能」 (2010年11月16日)
と二転三転してきているという過去があります。
Android au というコンセプトも、当然のこととして、なかったことになりました。


au によるiPhoneは、相当売れると思います。
しかし、それによる利益は未知数です。
インターネット利用の増大によるARPUは高まると思いますが、それにともなう回線設備の増強も必要です。

iPhoneがWiMax対応するとは当面考えにくいため、WiMaxへ通信量を逃がすというのもAndroidに限られます。
(そのWiMaxすら今後は、都心を中心に回線が逼迫するという可能性もあります)


それでは、auが、スマートフォンの戦略でiPhoneという逆転HRをきっかけに勝利するための条件はなんでしょうか?

個人的な見解では「今のような『手のひら返し』をしないこと」
これにつきると思います。

以前記事にしたとおり、既存のケータイビジネスとスマートフォンビジネスの大きな違いは「(端末を)売ったら終わりではなく、継続して(サービスを)提供するということ」です。

IS01で起こったような、OSバージョンアップをしないという愚挙はもちろん、iPhone販売後にApple製品からの脱却等、方向転換をしてはいけません。
Softbankはその点一貫しています。
それだけの覚悟があるのか?また、企業の体質として、経営方針が揺らぐような転換が起こらないのか?
そこにつきると思っています。
あくまで個人的に。

意外と、ヘビーユーザーがauに移った結果、却って「SBの通信回線が相対的に良くなった」となるかもしれません。
それでも「既存ユーザーのための投資」を行えるのか?
わたしはそこに注目しています。
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2011年9月14日水曜日

「みんなのビジネスオンライン」オープン

TANAKA Kohji です。
まずは、以下の記事をご覧下さい。
http://googlejapan.blogspot.com/2011/09/blog-post_13.html

みんなのビジネスオンラインで、日本のビジネスにウェブサイトを!
Google では本日、国内の中小企業を支援するサービス「みんなのビジネスオンライン」を公開しました。
実際のサイトはこちら。

サービスの概要は以下の通り。

  • 中小企業が「Webサイト」や「ECサイト」を構築できる
  • 14業種に対応した84のテンプレートで作成が簡単
  • メールや電話によるサポート
  • Google Analyticsに対応
  • ドメイン取得無料(汎用jpも取得可能)
  • サイト構築は無料。初年度も無料。次年度以降は月額1,470円(更新しないことも可)
このサービスはGoogleが単独でやっているのではありません。
GoogleとKDDI、中小企業向けWebサイト構築支援サービス発表 | 経営 | マイコミジャーナル
パートナー企業として、KDDIとKDDI ウェブコミュニケーションズが、連携団体として、中小企業基盤整備機構とITコーディネータ協会が名を連ねている。
まあ、Google単独でやる場合、このような値付けにはならないだろうなとは思います。
あと、Google Apps がまったく絡んでいなさそうというのも「らしくない」ですね。

まったくもってどうなるか分からないのですが。
ひとつ言えるのは。
「5年前にやるべきこと」であるということです。

ちょうどわたしが、大手ポータルサイトに勤めていたときに、このようなサービスをはじめたところでした。
それが6年前。

今は、ちょっとインパクトに欠けるような気がします。(初年度無料はすごいですけど)

ただ、これが。
基本的に永久無料。サービスを付加する場合は有料という、いわゆるフリーミアムなモデルであれば別です。
業界がひっくり返るはずです。
(とはいえ追い風になるとも考えられますが)


面白いサービスであることは確かですので、Webサイトを持っていない企業は試してみてはいかがでしょうか。
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2011年8月13日土曜日

「肥大化した機能別組織」

TANAKA Kohji です。
「肥大化した機能別組織」というフレーズがあります。
組織は、放っておくと、メンバーの役割を分割していき、「部分」を任されるメンバーだけが増えていくものです。
「効率」を求めると、各々の作業は、境界線を引き、責任の所在を明確にすることが必要と思われているからです。

しかし。
それが行き過ぎ、「部分最適」が進行し、全体最適が崩れるというのが、組織が組織として機能しなくなる、一般的な症状なのです。

たとえば、「ダイニングテーブルと椅子」のセットを作ることを考えます。
まず、組織内をふたつに分割しました。
ダイニングテーブルを作るグループと、椅子を作るグループです。
両者はその製造方法が違うため、得意分野に応じて、グループ分けがなされることでしょう。

ただし、デザインのように、両者を横断する業務もあり、そのようなメンバーも存在します。

次に、ダイニングテーブルを作るグループにフォーカスします。
時が過ぎていくにつれ、天板を作るグループと脚を作るグループで分割をしようという意見が出てきました。
天板と脚ではそれぞれ製造方法の詳細が異なるため、得意分野に応じて、グループ分けをしたのです。

椅子のグループも分かれて、背もたれ、座面、脚と、それぞれグループが細分化されていきました。

それぞれのグループは、それぞれを作ることに優秀な技能を発揮しました。

では、全体として、「ダイニングテーブルと椅子のセット」は良いものとなったでしょうか?

結果は逆でした。
それぞれ、部品ごと(グループごと)には、一級品であったにもかかわらず、全体では「バランスのとれていない」ものができあがったり、「顧客の声が製品の改良に反映されなかったり」したのです。

何故か。
「部分最適の総和が全体最適とはならないから」です。

組織のひずみは、いつも、組織と組織の間で起こるのです。
組織を分割すればするほど、その問題が起こる可能性は高まります。

その組織が「ダイニングテーブルと椅子のセット」しか販売していなければ、なかなかそうはなりません。

しかし実際には「高級ダイニングテーブル」や「業務用の机」や「家庭用の椅子」等、ラインナップは多様にあります。
そんなとき、組織を機能で分割すればするほど、部分最適化が過剰に進んでしまい、却って全体最適とはならないのです。

机の脚だけにフォーカスしている組織が、「机のクレーム」を受けた場合はどうなるでしょうか。
おそらく、仕事のできるメンバーほど、「原因を他の場所(天板等)にもとめ」自らの責任の所在を回避する行動に出るでしょう。

組織を分割すると、責任の所在が明確になるかと錯覚します。
しかし、実際はその逆のことが多いのです。

問題は、いつも組織と組織の間で起こるのです。
あなたの携わっているプロジェクトでは、組織を過剰に分割していませんか?
その場合、その間で起こった問題を解決するべきは誰でしょう。
自社や自社製品に対するクレームが多いと感じたら、機能別組織が肥大化している可能性があります。

ではどのように組織を見直すべきなのか。
その話は、また次の機会で。


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2011年8月2日火曜日

伝統と効率化の狭間で

TANAKA Kohji です。
日本には古き良き伝統的な行事や行いが多くあります。
先人の築いた礎の上に私たちは生きていて、その受けている恩恵に感謝の念を忘れてはなりません。

「礼儀」もそのひとつかもしれません。
生活に限らず、ビジネスをする上でも、多くの礼儀やマナーが存在します。
私は運良く新人教育をしっかりと行う会社で社会人一年目を過ごせましたので、恵まれているとは思います。それでもまだまだ学ぶべきことは多いのですが。

一方で。
伝統は、変わっていく必要もあります。
そのひとつが「効率化」というもの。

たとえば人が亡くなると、さまざまな行事が行われます。
お通夜、告別式、初七日、四十九日の法要、等々。
その後、一周忌、三回忌、七回忌と、間隔は広がっていくのですが、亡くなった直後には集中するのがわかります。

なくなった直後に行事が集中するのは、一節には、故人を亡くし残された親族が、精神的に立ち直るために、様々なことを行い「気を紛らわす」という意味もあると聞きました。
深い悲しみに陥り、親族が精神的に参ってしまわないようにする、先人の知恵でしょう。

しかし最近は、初七日を行わないというケースが増えてきました。
告別式と「一緒に」行うことで、初七日で別途行うことは少ないそうです。

これは、長い休みが、仕事に支障をきたす方が増え、それに対応し、現実的な落とし所として、伝統を守らないという選択をしたという結果だと思います。

このように伝統や礼儀とは、常に効率化との狭間で、せめぎあいを続けています。
伝統や礼儀は「手順を増やしていくことで」形式化されていくものですので、根源的に効率化とは真逆なわけです。

しかし、高度資本主義社会である今日、ビジネスは常に効率化が求められます。
私も、日々、より効率的に作業をすることで、競合他社よりもビジネスを優位に進めていくための努力を惜しみません。
当ブログでも「遠隔地と円滑にビジネスを」「第5回ビジネス勉強会@新橋を終えて」等でお話ししたツール類を始め、モバイルというテーマでも何度もお伝えしてきました。

これらはすべて効率という果実を生み出しますが、一方で、古くからの礼儀を尊重するばかりに、新しいツールにもそれを適用し、却って効率化を妨げるケースも散見されます。

たとえば、最近は減ってきましたが、メールにおける以下のルール。

  • メールアドレスに付随する相手方の名前は、メールソフトで見えてしまうので「様」をつける
  • 返信時の件名は「Re: 」をつけたものではなく、書きなおす
等々。枚挙に暇がありません。

それらが「守るべき礼儀」であると信じ、行動することを止めるつもりはありませんが。
少なくとも、私や、私と同じ職種の人で、上記を行ったことがある人は、ごくごく少数派でしょう。
理由は割愛しますが、それらが、不要なルールであるからです。

しかし、卑下しているわけでもなく「古い人間」と自称する方々を中心に、頑なに守ろうという方々も多いのです。


伝統と効率化は、ときに相反します。
そして、場合によっては、伝統も効率化の波にのまれ、変えなくてはならないことも多いのです。

頭を固くしてはなりません。
柔軟に。
そして、貪欲に。

この時代にビジネスで勝つためには、フットワークの軽さが必要です。
自らを殻に閉じ込めることなく。
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2011年6月29日水曜日

電子マネーにオープン化の波はやってくるのか

TANAKA Kohji です。
まずは、こちらの記事をご覧ください。
電子マネーの発行主になる意味 その1:退蔵益について
電子マネーの発行主になることによってそれ以上に大きなメリットを得られるからです。
具体的に得られるメリットは以下の3つ。
1.退蔵益の発生
2.前受金による資金繰り改善と運用益発生
3.客単価アップ、再来店率アップ
これはレピカというプリペイドカードをASPで提供し、店舗は安価に利用できるというサービスを提供する会社のCFO加嶋氏のブログ。

電子マネーについて、その店舗から見たメリットが非常に良く分かるので、まずはその退蔵益という概念を踏まえたうえで、その先の話を書きたいと思います。

もちろん、わたしは、ユーザー視点の話。
(なので元記事とは立場が異なりますけど)


昔話をすると。
私が学生時代にアルバイトしていたファストフードのお店では、当時ちょうど、プリペイドカードを導入しました。

その導入にあたり、(店舗側の)メリットとして「活用されないお金が7%になる」というのがありました。
この7%という数字ははっきり覚えています。
(ただし上述の電子マネーの退蔵益の率とは違うと思います。20年前の話です)

結局今ではそのカード無くなってしまいましたが。

それでも、お店にとってのメリットが、いかに大きいかということが分かりますよね。
その他上述の記事にあるように、PRやCSR等としても活用できますし。


さてさて。本題。ユーザー視点では。

電子マネーの導入は、まだまだ進んでいるとはいい難い状況です。
携帯電話+電子マネーということで、一時導入率が急増したと思いますが、それもスマートフォンになってやや小休止な印象です。

わたしもまだ電子マネーは利用していません。
便利さは理解しているのですが。

何故か。
不便さも残っているからです。

ずっと以前に電子手帳とよばれるツールがありました。
その後PDAと呼ばれるZaurus等のツールも生まれました。
そこでもっとも使われたのは「スケジュール管理」だったのではないかと思います。
しかし、それらは、いまいち浸透することがありませんでした。

そしてiPhoneが登場し、今ではスケジュール管理を「手帳以外のもの」で行っているという方は多いでしょう。

電子手帳時代と今で、何が変わったのか。
それは、「データの一元管理」です。

PCで入力した予定をiPhoneで確認し、外出先でiPadで入力すると、iPhoneでもPCでも見られる。
つまり、データが同期されていることが重要な訳です。
ひとは可能な限り楽をしたいのです。会社に戻らないと予定が確認できないというのでは、スケジュール管理できているとはいえませんよね。同じように、会社の予定は会社のPCに、自分の個人的な予定は電子手帳に、では、使われないのです。

そして徐々に変わってきました。便利になっても手帳を使い続ける方もいるとは思いますが、それでもこれから増えていくでしょう。手帳を手放す人が。


では、電子マネーはどうか。

まず、銀行口座がばらばらです。
一元管理するサービスはあるものの浸透してはいません。
結果、すべての口座を把握する必要があるのです。

いますか?すべての口座を把握している方。

会社のお金ならともかく、個人のお金を、1円10円の単位で、A銀行にいくら、B銀行にいくら、財布のなかにいくらと把握するのは困難です。

結果として、自分の預金であるにもかかわらず、各口座に使われないお金が存在するのです。

そして電子マネーです。
nanacoだEdyだWAONだSuicaだと、いくらカードがあるんでしょうか。

そして、それらすべてに、退蔵益が存在するのです。
ユーザー視点でいえば、それぞれに退蔵益があるうちは、電子マネーの普及はあり得ません。

今は過渡期です。各社にとって旨味は大きいです。わたしが現金を扱う店舗を経営していれば、いち早く電子マネーやプリペイドカード対応するでしょう。

しかし、電子マネーが一般化するためには、デファクトスタンダードができるか、もしくは、規格がオープン化し、退蔵益の合計が極小化する必要があります。

想像してください。
毎日財布を5つ持たなければならない生活を。
それぞれにいくら入っているかを管理し、資金の移動もできない(もしくは手数料がかかる)
そんなの嫌です(笑)

10年後、不便さから解放された、オープンな電子マネーが普及していることを祈るばかりです。
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2011年6月7日火曜日

iCloudとiTunes Matchが与える日本の音楽業界へのインパクト

TANAKA Kohji です。
日本時間の本日未明より、WWDC2011が開催されています。
昨日の記事でもお伝えした通り、今回の目玉はMac OS X LionとiOS5およびiCloudです。
前者2つが既存OSのアップグレード版である一方で、iCloudは謎でした。
今回はまずiCloudについて。

WWDC2011初日の模様はこちらが参考になります。

iCloudは簡単に言うと次のようなもの

  • PC(windows) / Mac / iOSでバイス(iPhone/iPad等)のデバイス内のデータを自動的に同期する
  • 同期はUSB等のケーブルではなく、インターネット回線を使用する
  • 同期されるのは、アプリおよびそのデータ
  • 無料
今日、わたしたちは、複数のツールを使用することが多くなりました。
当ブログでもさんざんとりあげていますが、たとえばメールで、PCとスマートフォンでメールを一元管理するなど『同期』に対するニーズは増すばかり。
他にも複数PCでのドキュメント共有としてDropboxを使用したり、Google ドキュメントを使用したりと、手間なく、いつでもどこでも、同じ環境で仕事ができるということが求められています。

万が一PCがクラッシュした場合でも一瞬で復活するために、クラウド化することの利点は繰り返し述べてまいりました。

Appleは、それをひとまわり大きな規模でやってしまおうという発想で、iCloudというサービスをリリースするようです。

iCloudを利用すると、たとえば、以下のようなことが期待できます。
  • iPadで買ったアプリが、自動的にiPhoneにインストールされている
  • iPhoneで入力したカレンダーの予定は、Macでも確認できる
  • Macで作成したKeyNoteのプレゼンテーションが、iPadやiPhoneで披露できる
  • iPhone で撮った写真やビデオはiPad / PC / Mac にも自動で転送・同期
    • PC / Mac上ではずっと、iCloud上では30日間保存。iOSデバイスに維持したい場合はアルバムを作成。
これらがすべて、ユーザーが同期に対する作業を必要とせずに行われます。

ちょうど、Dropboxが自動的にファイルを各PCで使えるようになるように。


さて、このiCloud。
音楽についても当然利用できる訳です。

MacやPCのiTunesで買った音楽が、自動的にiPhoneやiPad、iPod touchに転送されます。(転送という言い方が適しているかは分かりませんが)
デバイスは最大10台まで。
無料ですよ。

たとえば新しくiPod touch を買ったら、すでに購入済みのアイテムをすべてダウンロードすることができるのです。母艦PC無しに。(iOS5で母艦PCは晴れて不要になりました)
バックアップとかそういう概念すら考えなくて良いのです。

これこそがクラウドの恩恵でしょう。

そして One more thing は、 iTunes Match です。
このサービスはすごい。
すでに手持ちのCDをiTunesにRippingしたものも多くあると思います。
それらは、iTunes Store から買った曲として扱うというのです!
つまり、上述のiCloudの機能が使えるということ。
しかも音源は256kbps AAC DRM-freeです!
DRM-Freeeeeeeeなんです。
このサービスは有料です。が、なんと破格の24.99ドル/年。

この価格で音楽業界を説得したというのは、さすがAppleですね。iTunes(iPod)の成功がなければこれはあり得ません。


さてさて。
実は本題はこれから。

これらが日本の音楽業界に与えるインパクトはいかほどかと。

まず間違いなく、日本では、まったく同様のサービスとなるかどうかは未知数でしょう。

音楽業界は、DRMという選択をとってきました。
現状のDRMがいかに時代に合っていないかは、この記事がもっとも良く理解できます。
DRMがかかっていて一番困るのは、違法コピーを利用しているユーザじゃなくて、違法コピーをせずにお金をはらってくれる大切なお客様だ。一番、コンテンツには、お金を払いたいと思ってくれているお客に、お金を払ってないユーザよりも質の悪い商品を売りつけているのがいまのコンテンツ業界だ。
なぜなのかは記事を読んでいただくとして。

コンテンツがデジタル化した今日、著作権をはじめとした各種権利の守り方というのは、変わらなければなりません。

Appleの出した答えが、もっとも音楽業界をうるわせるかどうかは分かりませんが。
それでもひとつ言えることは。
ユーザーにとっての利便性は、非常に高まるということです。

音楽をパッケージ化して「商品」として物流をさせていた時代は、ひとつの区切りを迎えています。

「すべてはサービスへ」
音楽業界もその方向へ向かうのは、ゆるがないような気がします。
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2011年6月1日水曜日

消費税率の改訂とハードコーディング

TANAKA Kohji です。
今朝の日経新聞に「消費税 13年7,8%も」という見出しがありました。
2015年度までに段階的に10%まで引き上げる方針とのこと。

昭和63年に成立した消費税法が施行されたのは、平成元年4月。
税率は3%でした。
当時、ファストフードの400円のセットが412円だったことを覚えています。

その後平成9年に、地方消費税とあわせて5%に引き上げられ、税率は今に至ります。

記事の通り2013年(平成25年)に引き上げられるとしたら、実に16年ぶりということになります。

さて。
消費税が5%に改訂があったとき、消費税率の変更を行えないPOSがあったものです。
今はそういうものはないでしょう。

消費税というと、プログラミング言語の教科書では、変数(定数)を使用する例としてよく登場します。

つまり、金額の計算のたびに、5%という数字を掛けて算出するのではなく、あらかじめ税率を設定しておくことで、何万行のプログラムでも税率改定による修正を1カ所で済まそうということです。
これをやらないと、20年前に作られたプログラム等を、いちから、見直す必要があり、それはいちから作るのと変わらない労力がかかるのです。

上記のように、後々のことを考えずに記述することをハードコーディング(Hard Cording)と言います。

ハードコーディングされたプログラムは、メンテナンス性に乏しく、何か一部を変えようとするだけで、大きな労力がかかるのです。

例えて言えば、耐震設計を偽装した建物を建てることと同一かもしれません。
外から見れば同じでも、中身はまったく異なり、サービスを運営する企業からしてみると、サービス提供をし続けることで、その費用の差が拡大していきます。
ハードコーディングはその最たる例です。

これは「作ったらおしまい」という悪しき文化が、発注側受注側双方に存在するからに他なりません。

以前から今後はソフトウェアの重要性が高まるという話をしています(1,2)が、ソフトウェアの開発費用を単純に「イニシャルコストが高い安い」で考えると、間違いなく失敗します。

ではどうするのか。
そのヒントは、サービスは継続して提供されるという点に隠されているのです。
日本の開発スタイルもいずれは変化することでしょう。
経営者はそのことに気づいていなくてはなりません。
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2010年12月29日水曜日

Getting Real by 37signals

TANAKA Kohji です。
Webアプリケーションを作ってみたいというかたが、必見の資料があります。
Getting Real という37signalsという変わった名前の会社が作成したものです。

かなりの長文ではありますが、実際に手を動かして開発する人だけではなく、プロジェクトに携わる(もしくはプロジェクトを立ち上げようとする)多くの方が読むべきものです。

すでに書かれてから結構な年月が経過しているものの、決して色あせていません。

ここには、ある種、日本式の開発形態のアンチが書かれています。
そのため、この内容に反感を覚える残念な方々もいると聞きます。

この会社は、Web製作に革命をもたらした会社です。

Ruby on Rails という「短期間で開発する」ためのフレームワーク(開発支援ソフト)を開発し、多くの派生フレームワークが生まれました。
近年生まれたフレームワークの多くはRuby on Rails と同じコンセプトを持ち、わたしの愛用するCakePHPも同様です。

なぜ、短期間で開発することが大事なのかも、このGetting Real という文書により分かります。

優れたコンセプトは、様々なものに波及するのです。

現在、CakePHPをはじめ、Ruby on Rails 派生のフレームワークを使用して開発することが前提のプロジェクトは、増える一方です。

しかし、それらの依頼主が、このGetting Real を理解しておらず(読んでおらず)、フレームワークの能力を活かせないプロジェクトが多いのも事実です。


世の中で売られるものの多くが、製品の形をしつつサービスを売るという方向へ向かっています。
Webサイト(アプリケーション)も同様です。
サービスとは、一時的なものではなく、継続して提供されるべきものなのです。

そしてそれを現実化するのがGetting Real に書かれたさまざまな手法・考え方にあります。
将来的に興味があるのであれば是非。
このとおりにやるだけで、そのプロジェクトのアドバンテージは計り知れないのですから。
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2010年12月2日木曜日

Apple iOS、「次に使いたい携帯OS」でAndroidと引き分け(Nielsen調査)という記事より

TANAKA Kohji です。
次の記事をご覧ください。
Apple iOS、「次に使いたい携帯OS」でAndroidと引き分け(Nielsen調査)
GoogleのAndroid OSの人気は依然上昇中だ。今日(米国時間12/1)発表されたNielsenのデータによれば、シェアを食われているのはAppleのiOSとRIMのBlackBerryのようだ。Nielsenによれば、10月の調査で、AppleのiOSとAndroidは「次に使いたい携帯OS」で引き分けとなったという。回答者は現在携帯電話を使っており、1年以内にスマートフォンを購入する予定があるユーザーだった。
これを読むと、Androidの人気が高まっていると読むことができる。
もちろんそれは真実ですが。
私が気になったのはこの箇所。
すでにスマートフォンを所有しており、新しい機種の購入を考えている層では、AppleのiPhoneが35%でトップとなった。一方、すべての携帯電話ユーザーのうちスマートフォンへのアップグレードを考えている層ではAndroidが28%でトップだった。
スマートフォン所有者・・・iOSが35%
スマートフォン非所有者・・・Androidが少なくとも28%以上

実は海外でも、日本と同じく、iPhoneが回線品質の良くない通信会社でしか利用できない国が多いのです。

そのため、iPhoneにしたいけど、通信会社を変えるのは嫌だという層は多いでしょう。
そんな人の票を今一番集めやすいのは各社で出されているAndroidです。

もしiPhoneが各社で提供されたら、上記の結果はどうなるでしょうか?

想像するしかありませんが、そのヒントが「スマートフォン所有者でトップ」というアンケート結果です。

これはとりもなおさずiPhoneの完成度がAndroidのそれを大きく上回っているからなのではないかと私は考えます。

Androidが進化し変化が見られるのか。
それとも、日本のAndroidは、やっぱりガラパゴス化してしまうのか。

各通信会社の「本気度」が問われます。
本気でスマートフォンに傾注するなら、日本の大企業が苦手なビジネスモデルの大転換を受け入れるしかありません。
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2010年11月28日日曜日

想像力たくましく生活すること

TANAKA Kohji です。
昨日近隣の友人宅を交えてのチーズフォンデュ&たこ焼きパーティのお酒が、お昼を過ぎても残っていて、こんな時間の更新となりました。

さて、常々想像力というものが、生きるパワーとなっていると思っているのですが、子供のそれは、大人の常識を上回ります。

昨日はマンション内の広場で、ムスメと遊びました。
広場の周囲を木々が囲み、さほど大きくはないのですが、子供にとっては十分な広さです。

私も子供の頃遊んだ広場です。
大人になって、広場を俯瞰的に見ることができるようになり、その大きさを認識していますが、子供にとっては、その目線でとらえる視界が、広場の大きさを無限のものとします。

ただ、広場と木しかないのですが、その木を見て、ムスメは言います。
「ほらワニさんがいる。葉っぱを食べさせてあげよう」

木の幹の一部が、ワニの口の開いている形に見えるのです。

大人にとってはただの木でも、子供にとっては遊び相手です。

そして、自分の子供の頃を思い出すのです。
想像力の限りで遊んだことを。
当時は、広場が無限の広さに感じていたことを。

翻って自身のビジネスシーンにおいて。
まだまだ想像力を使って発展させることはできそうです。
「才能とは夢を見続ける力」という言葉があります。

どんなに苦しいときでも、夢を見続けるために、想像力たくましく生きていきたい(仕事をしていきたい)と思います。
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2010年11月18日木曜日

既存のケータイビジネスとスマートフォンビジネス

TANAKA Kohji です。
とりあえず、以下の二つのニュースをご覧ください。(最近多いです。このパターン)

「auの本気度を見てほしい」――Androidスマートフォン「IS03」に賭けるKDDI (2010年10月04日) http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1010/04/news084.html
 KDDI、IS01のOSバージョンアップは「実現不可能」 (2010年11月16日) http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1011/16/news110.html
前者は au が、スマートフォンを推進していくという記事。
後者は、従来の機種のバージョンアップを行わないという記事です。

現在 IS01 という機種は投げ売り状態で、2年間限定で月額8円から利用することができます。(wifiのみでインターネットをする場合)

Android には、iPod touch のような、ケータイの通信会社と契約不要な機種がありませんから、それに近い機種と言えるのです。

従来型のケータイビジネスであれば型落ち機種と言ったところでしょうか?


皆さんは初代iPhoneが文字列のコピー&ペーストができなかったことを覚えていますでしょうか?

その後のOSアップデートで、対応しましたが、それまでは、そんな基本的な機能さえ提供していなかったのです。

ここに、従来型のケータイビジネスとスマートフォンによるビジネスの大きな違いがあります。
従来型のケータイでもソフトウェアのアップデートは行われていますが、それはバグフィックスという問題点の修正がメインで、機能向上はありません。

一方で、スマートフォンは、OSという基本ソフトをアップデートすることで、全体の機能改善を行うのが普通です。

ここに、ビジネス上の違いがあります。
通信会社の通信費収入を別とすると、従来型のケータイビジネスは、端末を販売するビジネスでした。
(端末が0円というのもありますが、それでも端末を販売して利益を上げるという)売り切り型のビジネスです。

一方で、スマートフォンは、端末とソフトウェアをセットで販売するビジネスです。
すべからくソフトウェアのアップデートが必須で、それはサービスを提供することに近いのです。

アプリケーションは継続的に新しいものを提供することも、(AppleやGoogleといった)OSを作っている会社の使命となります。


売ったら終わりではなく、継続して提供するということです。

その意味で、どんな理由にせよ、OSのアップデートを 2010年6月30日 に発売した機種に対して行わないというのは、スマートフォンビジネスを勘違いしていることに他なりません。

勘違いしたまま本気で走り続ける訳ですから、余計に質が悪そうです。

というわけで au の脱落は、ほぼ間違いないと(勝手に)断言したいと思います。(言っちゃった)
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2010年11月11日木曜日

さくらインターネットのクラウドサービスがいよいよ公に

TANAKA Kohji です。
あちこちでクラウド、クラウド言っていますが、その中心はクラウドホスティングと言われるサービスでしょう。

つまり、ウェブサイト等を、従来のレンタルサーバー等ではなく「スケール(拡張)しやすい」サーバーに置くということです。

一般的に「初期費用がかからない」「短期間で使用できる」「アクセス急増に対応しやすい」という特徴があります。

Amazon EC2というサービスが、このサービスが流行ったきっかけでしょう。

しかし、Amazonのサービスには現状大きな課題があります。
それは、サーバーがアメリカやシンガポール等にあり、日本からのアクセスに若干の遅延が生じる。というもの。

一般的には問題になりませんが、多くのアクセスを集めるサイトの場合はその0.何秒の世界が重要です。
(Amazonは近々サーバーを日本に置くことを発表しています)

そして、日本のレンタルサーバー業界ではトップクラスのさくらインターネットが、いよいよクラウドサービスを開始するということで、その詳細を発表しました。

すでにサービスを始めることは伝えられており、その前段階としてVPSという新サービスも始めています。

今回の発表は、まさに、満を持しての発表ということです。

今後ますますソフトウェアの役割が増大していく中で、ハードウェアのメンテナンスは極力小さくしていくことが、ビジネスでの課題です。

その課題を解決するためにクラウドホスティングは不可欠で、その分野に大手の企業が安価に提供するというニュースは嬉しい限りです。

今回発表された主なサービス内容は
  • 最低料金で稼動し続けた場合月額1000円台からを予定
  • メモリーとCPUに複数のプランを設定
  • さまざまな容量のディスクを自由に追加できる
  • サーバーとディスクにのみ課金(ネットワークの従量課金はない)
  • 利用は1日単位
  • 新規作成や削除が数秒で可能
期待通りの内容です。
Amazon EC2(やその他の周辺サービス) と比較し劣っているのは利用単位ぐらいで、その他は同じかそれ以上の内容です。

VPS等のサービスインを見ると、その前にベータリリース(会員数限定でのテスト公開)をしているため、さくらのクラウドもそうなるでしょう。

真っ先に利用したいと思います。
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2010年11月4日木曜日

V字回復の経営

TANAKA Kohji です。
三枝匡氏の有名な著書のひとつに『V字回復の経営』という実話を元にした小説(+経営書)があります。



ベストセラーの本ですのでご存知の方も多いと思いますし、テレビでも「V字回復」という言葉を耳にすることは多いでしょう。

この本は、著者が業績低迷している企業にコンサルタントとして経営に直接関わり、3期以上続いた赤字の状態から業績を急回復するまでの過程を描いたストーリーです。

社内の「赤字に対する不感症」や「改革に対する(有形無形の)抵抗」および「実際に業績を回復させることの難しさ」を余すところ無く盛り込んでいます。

社会人であれば「ああ、うちの会社にもあるある」という出来事が次から次にでてくることでしょう。

そして何より。
書かれている事柄が「多層化」されていて、置かれている自分の立場によって、読後に参考になるポイントが変わるのです。
つまり。
何度読んでも新たな発見をするのです。

何度も何度も繰り返し読むことをお勧めします。

(三枝氏は他にも同様の著書が2冊あり、どちらも同じようにお勧めです)


先日、私の知る方が、同じように業績的に苦戦している企業の経営者となり、その業績を回復させ、その職を全うし辞しました。(ダイキサウンド株式会社 IR情報)

お会いしたときにその苦労を見せることは無いのですが、社内ではどのような苦悩があったかは想像に難くありません。
重大な責任ある立場を引きうえ、あまたの困難を乗り越え、成果を出したことに対し、尊敬の念がいっそう強くなりました。

私もいつの日か同じ土俵で、経営者としての話ができるように精進を続けていきたいと思います。
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2010年10月20日水曜日

Google がWeb上でのビジネスを変えるのか

TANAKA Kohji です。
Apple が iPhone(iOS)で行った最大の変革は、アプリのダウンロードをiTunes経由にすることで、アプリに対する課金を容易にしたことです。
これで多くの開発者が、従来ではなし得なかった利益を上げています。

あっという間にレッドオーシャンとなり、何らかの強みが無いと利益を上げることが難しくなってはいますが、それでも、パッケージ型のソフトウェアでないとし難かった課金を容易にした功績は大きいでしょう。

そして。
今度はGoogleがWeb上でそれをなし得ようとしています。
http://jp.techcrunch.com/archives/20101019chrome-web-store-launch-2/
Chromeが7にアップデート、エクテンションに価格欄現れる、Mozilla焦る―Chromeウェブストアの開店間近の模様
この記事で、Googleは、上記に関連してふたつのことをやろうとしていることが分かります。
ひとつは、今年度内のリリースが予定されているChromeOSという無償のOS上のアプリを有料で販売すること。
これは、従来から発表されていました。

もうひとつは、Google Chrome というGoogle謹製のウェブブラウザ上の拡張機能を、有料で販売する道を用意しているようだということです。

Google は、Google Chrome の拡張機能の開発者に対し、有料の登録が必要なように最近変更しています。

このことからも、Chrome OS 上のアプリも、Google Chrome 拡張機能も、どちらも同じように、ビジネスができるように準備をしていると考えて間違い無さそうです。


「でも、パソコンのOSが、Windows/Macからかわることは無いのではないか?」という疑問もあるようですが、それは少しだけ違います。

おそらくGoogleは、(パソコンだけではなく)Chrome OSやGoogle Chromeが乗るパソコンや家電製品すべてをターゲットとしているのでしょう。
Google TV の登場に関わらず、今後、パソコン以外でインターネットをするシーンは増えていくでしょう。
また、従来型のパソコンとは違う、様々なデバイスが増え、そこには、WindowsやMacではない、(かといってiOSやAndroidでもない)OSが必要になってくるはずです。


話を戻し、Google が、ウェブ上のあらゆるツールに対し課金の道を用意するということ(開発者にとってビジネスが成り立つということ)は、あきらかに、ユーザーにとって選択肢が広がります。

どのようになるかは未知数ですが、今後の動きに注目ですね。
え?インターネット上で商売していないから関係ないって?
そんなことはありません。
その話はまた別の機会に。

それでは。
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2010年8月22日日曜日

Twitter 勉強会 #2

TANAKA Kohji です。
昨日に引き続き、Twitter 勉強会の話を。

基本的には、キーワードで検索をかけて、そのなかから内容を読んでリプライする。
というところまで書きました。

その後の話。
フォローは、それに対し、反応があった人に、するそうです。
ここが、ポイント。

実は、わたしは、フォローの数の多い人というのは、質の悪い(といったら語弊がありますが、自分と関連の薄い)フォローが多いのかと思っていました。

しかし。
基本的には上記の通りにすることで、ある一定の質を保とうとしているのですね。

以上をふまえた上で、いかにフォロワーを増やすか。
あなたが有名人かよっぽど有益なツイートを連発できる人でない限り、フォロワーを増やすためにはフォローを増やすことになるでしょう。

まず、基本的な考え方として、あなたが何らかの有益なつぶやきをしない限り、フォロワーは増えません。

逆を考えればすぐ分かります。
たとえば、知らない人からフォローされたとします。
フォロー通知メールによってそれを知った場合、普通は相手のTLを見るでしょう。

そこに、営業ガンガンなつぶやきしかなかったら、あなたはふぉろーするでしょうか?
おそらくしないでしょう。

もっといえば、bioを見て、明らかに関連の薄い人であればフォローしないかもしれません。

ですから、日常的にTwitterを「普通に」使っていない人は、フォローされづらいと思っておいた方がよいでしょう。


よく、followしてねという意味のハッシュタグがありますが、あれももはや質の高いユーザーは集まらないと思います。

では、どうするか。
ヒントは上述した点にあります。
つまり、人は、自分と同じ(近い)属性の人をフォローするのです。

同じような趣味がある、同じ地域で働いている、同じ人をフォローしている、同じ人にフォローされている、、、etc

そういった人を、積極的にフォローしていけば良い訳ですね。
そのとき、検索機能やリスト機能を有効に活用するのです。


では、どうやったら効率的にフォローできるかという話はまた次回にでも。
それでは。
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2010年8月21日土曜日

Twitter 勉強会 #1

TANAKA Kohji です。
@taks99さん主催のTwitter勉強会に参加してきました。

いやあ、Twitterは奥が深いです。
あんなにシンプルなサービスなのに。奥が深いから惹き付けられる。

テーマは、「Twitterを使ってどう実際のビジネスに繋げるか」という感じです。
今回は参加者がわたし(@ktanaka)ともうひとり(@ruto_aさん)だったので、マンツーマンに近いレッスンでお得でした。

ふたりともある程度は使っているので、アカウント取得等はすっ飛ばして、いきなり本論へ。
「実際のビジネスに繋げる」Twitterの使い方の基本は、検索。
商材に繋がるキーワードで検索をかけて、そのなかからこれはという人に対して、mentionsを飛ばしていく。

その際は、返信ではなく、非公式RTを利用するとのこと。ここ大事です。テストに出ます。
というのも、なるべく多くの人の目に留まるようにすることで、送った人以外の人からの反応が期待できるからです。

なるほど、まさにこここそが、Twitterの良いところですからね!

これだけである程度のビジネスに繋がったとのことですから、興味ある方はやってみる価値ありですね。

ここまでで始めの5分もたっていません。
毎週金曜の朝に開催しているそうですので、興味のある方は、ぜひ参加してみてください。
初心者でも中級者でも得るものの大きな、有意義な勉強会です。
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2010年8月18日水曜日

第2回ビジネス勉強会&交流会

TANAKA Kohji です。
先月ビジネス勉強会&交流会というのを実施しました。

技術系の勉強会が毎日のように開かれるなか、経営者としても知見を広めスキルをあげようというテーマのもと、知り合いの経営者に声をかけ小さくはじめてみました。

わたしはWeb業界の知識を生かし、「今どのように活用するべきなのか」を分かりやすく説明したいということで、とくにPC・スマートフォン等を活用していない経営者の方に聞いてもらいたく。
その一方で、他の参加者には、その方がもっているノウハウをお話ししていただきます。

この会のユニークなところは、なるべくすべての方にお話ししてもらい、全員が参加者であり講演者になるという点です。
たんなる聴講だけで終わりますと、どうしても理解が薄くなってしまいますし、ノウハウのギブアンドテイクもできません。

たまに、「何も話すことないから」とおっしゃる方もいるのですが、勉強会は、「話す方は当たり前と思っていることこそ、聞いてる方の知見を広める」ことが多いのです。

というわけで、全員参加型のちょっと特殊な勉強会。
参加資格は、経営者・部長等管理職に就いているだけ。個人事業主でもオーケー。

次回は8月26日(木)16時より。新橋にて。
終了後の交流会も、もちろんあります。(これ大事)
わたしは今回、Google Apps を活用して、どのようにビジネス環境を構築するか、をテーマに軽い話をします。スマートフォンを使ってビジネス環境を持ち出すこともできますよ。

興味があればお声がけください
それでは。
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2010年8月6日金曜日

今後のビジネスモデルは

TANAKA Kohji です。

先日、製品のなかのソフトウェアの重要性が高まるはずと書きました。
今後ますます、製品のみを販売するのではなく、ソフトウェアを始めとしたサービスを売るということが付随してくるのではないかと思います。

先週、最近お話しする機会の多いO社長と、ブレストしました。
ある製品の輸入販売をするにあたって、どのようにすすめていくかというテーマです。

そこでも話は、製品そのものではなく、セットで提供されるサービスをどのようにするかということに主眼が置かれていました。

製品そのものも非常に優れたものです。
おそらく、当製品を含め、同様の製品の市場は、まちがいなく拡大します。

しかしながら、それだけでビジネスをするのではなく、『いかにユーザーに喜んでもらえるか』という視点でディスカッションをし、そこに付随するべき複数のサービスをいくつも話し合いました。

今後のビジネスモデルの方向性は、おそらく同じようになっていくことでしょう。
マーケティングの用語に 4P というものがあります。
Product, Price, Place(channel), Promotion の頭文字です。

このProductは、Serviceを内包したProductと考えて商品設計を行なう必要があるのです。

もともとSoftwareはServiceとの親和性が高かったのですが、今後はハードウェアもServiceと対で考えていかなくてはなりませんね。

Hardware, Service, Software が三位一体となったビジネスこそが、今後のビジネスモデルと言えるでしょう。
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