2010年11月11日木曜日

さくらインターネットのクラウドサービスがいよいよ公に

TANAKA Kohji です。
あちこちでクラウド、クラウド言っていますが、その中心はクラウドホスティングと言われるサービスでしょう。

つまり、ウェブサイト等を、従来のレンタルサーバー等ではなく「スケール(拡張)しやすい」サーバーに置くということです。

一般的に「初期費用がかからない」「短期間で使用できる」「アクセス急増に対応しやすい」という特徴があります。

Amazon EC2というサービスが、このサービスが流行ったきっかけでしょう。

しかし、Amazonのサービスには現状大きな課題があります。
それは、サーバーがアメリカやシンガポール等にあり、日本からのアクセスに若干の遅延が生じる。というもの。

一般的には問題になりませんが、多くのアクセスを集めるサイトの場合はその0.何秒の世界が重要です。
(Amazonは近々サーバーを日本に置くことを発表しています)

そして、日本のレンタルサーバー業界ではトップクラスのさくらインターネットが、いよいよクラウドサービスを開始するということで、その詳細を発表しました。

すでにサービスを始めることは伝えられており、その前段階としてVPSという新サービスも始めています。

今回の発表は、まさに、満を持しての発表ということです。

今後ますますソフトウェアの役割が増大していく中で、ハードウェアのメンテナンスは極力小さくしていくことが、ビジネスでの課題です。

その課題を解決するためにクラウドホスティングは不可欠で、その分野に大手の企業が安価に提供するというニュースは嬉しい限りです。

今回発表された主なサービス内容は
  • 最低料金で稼動し続けた場合月額1000円台からを予定
  • メモリーとCPUに複数のプランを設定
  • さまざまな容量のディスクを自由に追加できる
  • サーバーとディスクにのみ課金(ネットワークの従量課金はない)
  • 利用は1日単位
  • 新規作成や削除が数秒で可能
期待通りの内容です。
Amazon EC2(やその他の周辺サービス) と比較し劣っているのは利用単位ぐらいで、その他は同じかそれ以上の内容です。

VPS等のサービスインを見ると、その前にベータリリース(会員数限定でのテスト公開)をしているため、さくらのクラウドもそうなるでしょう。

真っ先に利用したいと思います。
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