2010年11月22日月曜日

PCアプリはWeb上で、スマートフォンアプリはダウンロードして

TANAKA Kohji です。
先週の勉強会後の懇親会の席上、ある方の発言。

スマートフォンを使っていない方に対し、私がした発言「Gmailとスマートフォンの連携は最強」を受けて、「従来のケータイで見ているから充分」とのこと。

条件反射的に「スマートフォンで使った方が何倍も便利」という趣旨の発言を返したのですが、理由まではすっと出てこなかったのです。

というわけで理由を考えてみました。
なぜ「スマートフォンで使った方が何倍も便利」なのか。
(Gmailが便利というのはさんざんGoogle Apps を勧めていることからお分かりかと思いますので割愛)

近年、多くのアプリはインターネットを通しWebブラウザ上で利用するものが増えています。
SaaSといったりクラウドといったりしますね。
これは、従来インターネットの向こう側(サービス提供者側)が行っていた処理を、パソコン側にさせることで、ダウンロードしたアプリケーションソフトと同じようなパフォーマンスを発揮できるようになったことが大きいと思います。

ここで重要なことは、インターネットの回線です。
頻繁に通信するこの方式の場合、通信回線の速度は、アプリの動作速度のボトルネックとなり得ます。

翻ってスマートフォンの場合、Gmailのようにデータをすべてインターネット上に預ける方式だと、通信の回数が多くなり、いきおいその通信回線に対する負担は大きくなります。

ご存知のように携帯電話の回線(3G回線)は、光回線やADSLと比較し貧弱です。
外出時に使うことが多いため圏外ということもあり得ます。

すると、ダウンロードしたソフトウェアがメールのデータの一部を保持する形式の方が優れているのです。
つまり、まだまだパソコンが通ってきた道の半ばにいるということです。

というわけで今後、LTE等のサービスが本格的にスタートし、普及したら、スマートフォンもWebアプリで充分(もっといえばWebアプリの方が優れている)ということになるでしょう。

そんな未来は近いですが。
まだまだ今は、ダウンロード型のアプリケーションで利用する方が賢明だと思います。
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