2010年11月18日木曜日

既存のケータイビジネスとスマートフォンビジネス

TANAKA Kohji です。
とりあえず、以下の二つのニュースをご覧ください。(最近多いです。このパターン)

「auの本気度を見てほしい」――Androidスマートフォン「IS03」に賭けるKDDI (2010年10月04日) http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1010/04/news084.html
 KDDI、IS01のOSバージョンアップは「実現不可能」 (2010年11月16日) http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1011/16/news110.html
前者は au が、スマートフォンを推進していくという記事。
後者は、従来の機種のバージョンアップを行わないという記事です。

現在 IS01 という機種は投げ売り状態で、2年間限定で月額8円から利用することができます。(wifiのみでインターネットをする場合)

Android には、iPod touch のような、ケータイの通信会社と契約不要な機種がありませんから、それに近い機種と言えるのです。

従来型のケータイビジネスであれば型落ち機種と言ったところでしょうか?


皆さんは初代iPhoneが文字列のコピー&ペーストができなかったことを覚えていますでしょうか?

その後のOSアップデートで、対応しましたが、それまでは、そんな基本的な機能さえ提供していなかったのです。

ここに、従来型のケータイビジネスとスマートフォンによるビジネスの大きな違いがあります。
従来型のケータイでもソフトウェアのアップデートは行われていますが、それはバグフィックスという問題点の修正がメインで、機能向上はありません。

一方で、スマートフォンは、OSという基本ソフトをアップデートすることで、全体の機能改善を行うのが普通です。

ここに、ビジネス上の違いがあります。
通信会社の通信費収入を別とすると、従来型のケータイビジネスは、端末を販売するビジネスでした。
(端末が0円というのもありますが、それでも端末を販売して利益を上げるという)売り切り型のビジネスです。

一方で、スマートフォンは、端末とソフトウェアをセットで販売するビジネスです。
すべからくソフトウェアのアップデートが必須で、それはサービスを提供することに近いのです。

アプリケーションは継続的に新しいものを提供することも、(AppleやGoogleといった)OSを作っている会社の使命となります。


売ったら終わりではなく、継続して提供するということです。

その意味で、どんな理由にせよ、OSのアップデートを 2010年6月30日 に発売した機種に対して行わないというのは、スマートフォンビジネスを勘違いしていることに他なりません。

勘違いしたまま本気で走り続ける訳ですから、余計に質が悪そうです。

というわけで au の脱落は、ほぼ間違いないと(勝手に)断言したいと思います。(言っちゃった)
このエントリーをはてなブックマークに追加

Facebookへの「いいね!」ありがとうございます