2010年11月5日金曜日

ドメインとかサブドメインとは何か

TANAKA Kohji です。
世間では、jpドメインが高すぎるだとか、いや信頼性があるから多少はしょうがないんだとか騒がれているのですが、そういったこととは関係ない話をしますよ。

ドメインという奇怪な単語があります。

ビジネスでも事業ドメインという言い方をしたりしなかったりですが、domainとは、もともと区域とかそんな意味があります。

インターネットの世界でドメインというと、 example.com のようなURLの一部を指します。

では、 www.example.com と example.com は、何が違うのでしょうか?
www って何?付いたり付いてなかったりするのはどういうこと?

という疑問にお答えします。

まず、ドメインを分解すると、 example にあたる部分と、 .com にあたる部分があります。
後者は、(今のところ)種類が決まっていて、 .net だったり、 .org だったり、 .co.jp だったり、 .jp だったり、.co.uk だったりします。
ドットが一個だったり二個だったり良く分かりませんね。

基本的には、決まりがあります。
分かりやすく言うと、基本的に .xx.yy の形で、yyの部分が国を表し、xxの部分が種別を表しています。

国は、 jp が日本、uk が英国、その他 kr (韓国) cn (中国)などなど。
その前の部分は属性といい、 co や com だったら商業利用(一般企業等)、 org だったら非営利等の組織(病院とか団体とか)、go だったら政府系機関などと決まっています。

アメリカについては、yyにあたる部分が省略され、xxの箇所のみで表されているものが殆どです。
(そのかわりアメリカ在住等の取得条件はありません)

※gTLDと呼ばれます。


まれに .jp のように yy のみの場合もあり、日本のそれは、汎用jpと呼ばれ、何に使っても良いですよ、というものです。

※ただし yy の部分は厳密に定められているものと、使用目的に応じた目安のものとあります。 go系 を好き勝手に使うことはできませんが、co系やne系(net等)は自由に使えたり。


あなたが自由に決められるのは、exampleにあたる部分です。
英数字とハイフンを組み合わせて比較的自由に決められます。(早い者勝ちで)
※ハイフンが最初に来たり最後に来たりしてはいけないなどのルールが各ドメイン種別ごとに決まっています


では、例えば、www.example.com や mail.example.com や www.test.example.com のような場合の、それぞれ www , mail , www.test にあたる部分は何でしょうか?
これらは、サブドメインと言われます。

これは、ドメイン(example.com)所有者が、原則的に自由に設定することができます。

つまり、ドメインを取得すると、事実上無限のサブドメインが手に入るということです。

そして www と付けたものを「Webサイト用に使おう」とか、 何もつけないものを「ケータイサイト用に使おう」とか、いろいろ使える訳です。

以前お知らせしたバリュードメインや、その他のドメインを販売している会社は、それらの設定ができるようになっています。

というわけで。
ドメインは早い者勝ちです。 .com なら年間1,000円程度。
とりあえず取っておくだけでも取っておいたらどうでしょう?
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