2013年8月14日水曜日

Chromeを他人に貸す時や画面キャプチャをとるときに便利なあれの話

暑い日が続きますね。みなさんあけましておめでとうございます。
TANAKA Kohjiです。
コワーキングスペース茅場町 Co-Edoのブログを始めてから、すっかり更新が滞ってしまいましたので、一応新年の挨拶をしてみました。

最近話題のGoogle Chromeのパスワード管理のお話

話題になったのはいつからでしたね。
たぶんわたしが知ったのはこの辺の記事だったはずです。
Google Chromeに保存したパスワードが丸見えに、開発者が問題指摘 - ITmedia ニュース

「ほおほお。パスワードが丸見えなんだ」と思ったものの、あまり他人にパソコンを貸すということのないわたしはあまり気に留めていませんでした。
それどころか「確認できたんだ!」という驚きのほうが強く、実に便利だなあと(笑)

さて、この後、ユーザー側とGoogleの開発者とで若干論戦になったようですが、まあ根本的にセキュリティに対する考え方が違うので、水掛け論も仕方ないような気がします。

ユーザー側でどうやって対処したら良いの?

この件は端的に言うと「他人にパソコンを一時的に操作してもらうとき、簡単に確認できちゃうからそれは困る」ということかなあと思います。

ではユーザー側はどうしたら良いんでしょうね。
というわけで現実的に一番簡単な、根本的な解決策を。

Google Chromeには、2011年12月にリリースしたバージョン16から、複数ユーザー設定の切り替えができるようになっています。

この機能は、ひとりのユーザーで使用する場合でも、複数のGoogleアカウントをログアウトすることなく使い分けることができたりと、非常に使い勝手が良い機能です。
わたしの場合、常にふたつのユーザーを使用しGoogle Appsアカウントで使用するものと、gmailアカウントで使用するものと使い分けています。

他にもお勧めな利用シーンとしては次の2つ

  • プレゼン用
  • 画面キャプチャ用

いずれもブックマークや拡張機能を入れていないユーザーを作成しています。
これで、あなたの恥ずかしいブックマーク等が晒されることはなくなりますね!

というわけでとてもお勧めな複数ユーザー設定の機能ですが、当然に、パスワード管理も別々になります。

一時的にパソコン操作を他の人に代わってもらう場合は、そのようなユーザーを用意しておくと良いと思います。


複数ユーザーを使用する設定方法

ただこの機能、デフォルトではオンになっていないため、設定が必要です。

環境設定( chrome://settings/ )

左側のタブの「設定」を選択し、「ユーザー」という項目より。
新しいユーザーを追加を選択します。
chrome://settings/createProfile


つぎに、適当なアイコンの選択と、ユーザー名の設定をします。


そうすると、2つ目のユーザーが作成されます。
アイコンは選択したものが使用されますので、気に入らなければ適当に変えておきましょう。


あとは、メニューバーに追加された「ユーザー」より、そのユーザーを選択するだけです。

自分でできることは自分でしよう

たとえば外出時、自分の家の鍵は自分でかけるように、最低限しなければならないこともあります。

職場やコワーキングスペース等、いろんな人が集まる環境では、一瞬でもパソコンから離れる時は、(MacBookを閉じたりして)パスワードロックすることが大切です。
たとえ知っている人しかいない環境であっても。

自分のパソコンの中には大切なデータが保存されているんだということを、ぜひ意識しましょう。
今後もインターネットの世界はどんどん便利になっていくことでしょう。
そのとき、最低限自分の家の鍵も閉めないようなことでは、不正利用されても仕方がありません。

こんな便利な機能を用意してくれているのですから、活用してみてはいかがでしょうか。
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