今朝、ひさしぶりに興味深いニュースが飛び込んできました。(強調はわたし)
ドコモ、来年夏にiPhone参入次世代高速通信規格「LTE」に対応9月22日のau iPhone がスマートフォン市場を一変させるという記事内のauが参入するというニュースに続いて、NTTドコモがiPhone(iPad)を販売するというニュースです。
小板橋 太郎,白石 武志,原 隆
NTTドコモは米アップルの人気スマートフォン「iPhone」とタブレット端末「iPad」の次世代機を日本国内で販売することで、アップルと基本合意した。ドコモはこの合意に基づき、まず来年夏に高速通信規格「LTE」に対応したiPadを日本市場に投入し、秋までにLTE対応のiPhoneを発売する見通しだ。
国内の携帯電話会社ではソフトバンクモバイルが2008年に初めてiPhoneを発売し、今年10月にはKDDI(au)も最新型「iPhone4S」の販売を始めた。ドコモの参入によって大手3社すべてがiPhoneを取り扱うことになり、携帯各社の競争の軸は端末から通信品質や料金面にシフトすることになりそうだ。
(例によって関係者のリークの可能性が充分に考えられるため、前回同様、記事の内容が規定路線だということで話を進めます)
Appleは通信会社に対し、かなりハードな条件での契約を迫ることで知られていることから、NTTドコモがその条件を飲むことは難しいのではないかと見られてきました。
i-modeから続いているコンテンツ収入はいまだ大きく、スマートフォン移行も遅れ遅れでしたし、引き続きその果実を求めたいという思いもあったでしょう。
おそらく、Xi(クロッシィ)という4G回線による高速通信にいち早く舵を切ったことで、他社との差別化が充分に図れると考えたものと思われます。
「通信会社は通信の品質で他社と差別化するべき」というのがAppleの考えでしょう。
(実際、コンテンツへの課金等のプラットフォームは完全にAppleが握っています)
となると、回線品質でDocomoが他の2社に差をつけているのは明らかです。
あとは、Xiの料金がどうなるか。
まず間違いなく、AppleはDocomoに対し、通信料金の引き下げを要求しているはず。
(今よりも)低料金で利用できるとなれば、今回のauへの移行とは別次元に「売れる」のは間違いありません。
個人的にはSIMフリーとなるのかどうか、テザリングは可能かどうか。
このあたりが気になるところです。
続きは来年。
ふむ。しかし、それにしても、来年夏以降のニュースにしては、リークが早すぎますね。
それだけDocomoが焦っているという見方もできなくはありません。