2011年9月29日木曜日

コワーキングスペースを体験してみた

久しぶりの下北沢に、1日わくわくしっぱなしだった TANAKA Kohji です。
昨日、下北沢オープンソースカフェに行ってきました。

(写真はGoogle画像検索で再使用が許可されたものを検索して使用)


ここは、ノマドワーカーが多数集うコワーキングスペースです。

まあ、何を言っているか分からないという方もいるかもしれませんので、軽く解説。
ノマドワーカーとは、オフィスや自宅ではなく「外出先」で作業をする方々を言います。「今日はマックでノマドした」みたいに言ったりします。

コワーキングスペースとは、「事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイル」を行う場所であり、いわゆるノマドワーカーの作業スペースのひとつとなっています。

下北沢オープンソースカフェもそのひとつ。

10坪程度の空間に、Wifi・電源が自由に使える作業場がありました。
外部モニタの設置された席もあり、今回は4人で使わせてもらったので、私のPCを繋ぎ、必要に応じてそのモニタを見ながらお話ししたりしました。

とても素敵な空間で、下北沢が行動範囲内であれば、積極的に使ってみたいと思う場所。
料金も1日いて1,000円。しかもワンドリンク付。

とってもお勧めです。


しかし。
お勧めな点は、そこだけではありません。

コワーキングスペースは「共働ワークスタイルを実現する場所」です。
つまり、そこで同じ空間に居合わせた方々と知り合える、素敵な出会いの場所でもあるのです。

私が行った日は、たまたま店長さんの誕生日をサプライズでお祝いする企画が。
居合わせた我々も「Happy Birthday♬」と歌い、クラッカーをならしました。

それからいろんな方々と挨拶をし、わたしはちゃっかり、現在プロトタイプを公開中の tipshare.info の紹介をしたりしました。
相手は同じ業界で活躍する方々。
即座にサイトの価値を見いだしていただいたうえ、 +1 となるアイディアをいただきました。
ちょうど来週に実施する勉強会までに付加しようと思っていた機能があり、それを拡張するアイディアです。

こんな素敵なことって、事務所で働いていても得られません。
異業種な方と勉強会をすることで化学反応がある「テーマは『○○』勉強会」と同様、同業種の方々と触れ合って得られる化学反応が、そこにはありました。


今回、コワーキングスペースで打ち合わせをしようと言ったのは、私ではなく仕事仲間の方。

自分では絶対に思いつかなかった発想です。

こんなスペースが仕事場所になったら楽しいですね。
だったら運営するというのありですね。
コワーキングスペースを作ろうというささやかな企画が自分の中で芽吹いた1日でした。
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2011年9月27日火曜日

auが逆転HRで勝利するための条件とは

「ノーコメント」という最悪の結末に「ワクワク」が「がっかり」になったTANAKA Kohji です。


昨日の記事で予想した「どのようにiPhoneを扱うのか」については、正解は 3「ノーコメントを貫く」でした。

この新商品発表会が、iPhoneを販売することが決定したことを説明する機会ではあったのですが、Appleとしては、発売日(時期)を含め明言できない限りは発表しないといういつもの姿勢を崩さなかったようです。
(報道でも10月となっていたり来年頭となっていたりバラバラですので、まだ不確定事項が多すぎるのでしょうね)

しかしながら「未来は選べる」というコンセプトや「ともコミ」というSBのホワイトプランを意識したサービスを始めることからも、Windows Phoneに続いてiOS(iPhone/iPad)を開始するという姿勢が垣間みられました。


引き続き、iPhone販売が前提ということで話を続けますが。

auは過去、スマートフォンに対し、「明らかに間違った」戦略をとってきました。
それは、今回のKDDI田中社長のプレゼンでも、「過去を否定するような」内容であったことからも、自認していることでしょう。

そのうえで今回の「iPhoneへの舵取り」は、成功するのでしょうか?

auのスマートフォン戦略を総括すると「壮大な手のひら返し」と見れないこともありません。
というのも
「テンキーで日本語を入力するのに慣れた日本市場にスマートフォンは合わない」(2008年)
「auの本気度を見てほしい」Androidスマートフォン「IS03」に賭けるKDDI (2010年10月04日)
KDDI、IS01のOSバージョンアップは「実現不可能」 (2010年11月16日)
と二転三転してきているという過去があります。
Android au というコンセプトも、当然のこととして、なかったことになりました。


au によるiPhoneは、相当売れると思います。
しかし、それによる利益は未知数です。
インターネット利用の増大によるARPUは高まると思いますが、それにともなう回線設備の増強も必要です。

iPhoneがWiMax対応するとは当面考えにくいため、WiMaxへ通信量を逃がすというのもAndroidに限られます。
(そのWiMaxすら今後は、都心を中心に回線が逼迫するという可能性もあります)


それでは、auが、スマートフォンの戦略でiPhoneという逆転HRをきっかけに勝利するための条件はなんでしょうか?

個人的な見解では「今のような『手のひら返し』をしないこと」
これにつきると思います。

以前記事にしたとおり、既存のケータイビジネスとスマートフォンビジネスの大きな違いは「(端末を)売ったら終わりではなく、継続して(サービスを)提供するということ」です。

IS01で起こったような、OSバージョンアップをしないという愚挙はもちろん、iPhone販売後にApple製品からの脱却等、方向転換をしてはいけません。
Softbankはその点一貫しています。
それだけの覚悟があるのか?また、企業の体質として、経営方針が揺らぐような転換が起こらないのか?
そこにつきると思っています。
あくまで個人的に。

意外と、ヘビーユーザーがauに移った結果、却って「SBの通信回線が相対的に良くなった」となるかもしれません。
それでも「既存ユーザーのための投資」を行えるのか?
わたしはそこに注目しています。
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2011年9月26日月曜日

auの新商品発表会でiPhoneについてどのように発表するのか

TANAKA Kohji です。
先週様々なニュースで取り上げられたとおり、KDDIからau製iPhoneが発売になる見通しです。
現在までのところ、KDDIからは正式な発表はなく、「ノーコメント」を押し通すのみ。

これは、正式発表前のリークを極端に嫌うAppleが、KDDIに対し、契約等で事前のリークを禁止しているからと考えられます。
(もちろん当初出た日経ビジネスの記事自体が、いわゆる「飛ばし」である可能性も否定できませんし、日経ビジネスへのリークによってAppleが契約を見直すという可能性もあります。が、ここでは発売されるものとして続けます)

本日、午前10時より、auの新商品発表会があります。



Broadcasting live with Ustream

このなかでどのようにiPhoneについて扱うのかが気になるところ。
私の考える選択肢は3つ。

  1. iPhone発売を(発表会の目玉として)センセーショナルに扱う
  2. 発表会の「最後に」iPhone発売を発表する
  3. ノーコメントを貫く
おそらくAppleとの契約では、今日の発表会での発表を合意しているものと思われます。
そうすると、1の目玉として扱うと言うことになりそうですが、それでは、本日発表されるAndroid製のスマートフォンをつくっているメーカーが良い顔をしないかもしれません。

そこで、今回は、「来年頭に発売予定」というような発表にとどめ、あくまで新商品発表を中心においてくるという可能性はあります。
既報ではiPhone5発売と同時にau iPhoneを発売できる状況ではないため、その程度にとどめる(=SoftbankでiPhone5の購入を検討しているユーザーへの牽制)ということも考えられます。

そして。
発売自体は既定路線ではあるものの、iPhone5発表までは発表できないという場合、最悪の結果(=ノーコメントを貫く)かもしれません。
(質問が出てもノーコメントを貫く訳ですから、非常に困った話ですが)話題性があがり、上述の牽制の効果もありということで、まったくあり得ない話ではありません。


私の予想は、2ですが。
さて、どうなりますか。
記事を書いている間に、10時になってしまいました。
Ustreamで見てみたいと思います。

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2011年9月22日木曜日

au iPhone がスマートフォン市場を一変させる

横浜で美味しい地ビールを飲みまくった TANAKA Kohji です。
横浜地ビールが4種類あって、そのうちの3種類をいただきました。
とくにひとつお気に入りができたので、また次回チャンスがあれば飲みたいと思います。

さて、昨日ビッグニュースが。
KDDI、「iPhone5」参入の衝撃:日経ビジネスオンラインという記事で、以下のように報じられています。


米アップルが今秋にも発売する「iPhone5」を、KDDIが日本で販売することが判明した。日本では初代iPhoneから3年間続いたソフトバンクによる独占販売体制が崩れる。加入者数でソフトバンクに追い上げられているKDDIにとって強力な援軍になりそうだ。
関係者によると、KDDIは米アップルと既に「iPhone5」の国内での販売契約を締結し、全国のauショップなどで11月頃から販売を開始する方向で関係各方面との準備に入っている。iPhone5は10月中旬頃、全世界で発売が開始される見通しだ。
 例によって関係者談ですが、秘密主義のAppleですから仕方ないでしょう。(それよりもこの記事がauからのリークで、それが原因でAppleが対応を変えないかの方が心配です)

個人的には確度70~80%程度だと思っているので、既定路線として話を続けてみたいと思います。

auのiPhoneは売れるのか
これはもう非常に売れると思います。
というのも。

「iPhone欲しいけど、回線の品質が、、、」という意見が、一般的になってきました。
それくらい回線の逼迫度が高い訳です。

そんななか、3社のなかでは総じて回線の品質が高いとされるauから出れば、「速いiPhone」という地位を築くことは間違いありません。
ソフトバンクiPhoneをMNPしてauへ移行、という方もいるでしょう。

Android vs Softbank(iPhone)という構図が崩れることは間違いないと思われます。

将来的にSIMフリーへ

すでに、欧米ではSIMフリーなiPhoneは普通に販売されています。
このタイミングでSIMフリーになるかどうかは、上述の記事で触れてませんが、可能性は充分にあると思っています。

そうなると、docomoのSIMでiPhoneが利用できるということになります。
iPhone自体は端末を販売したことによる利益は薄いようですから、docomoのsimで利用する層が増えれば、docomoが漁父の利を得るということにもなりかねません。

docomoは、先の決算発表で、iPhone販売はiモード対応が前提というiPhone販売に否定的な発言をしています。
docomoがiPhoneを直接販売することは、今の時点では考えられません。

そうなると、ますますSIMフリーによる果実を狙っていてもおかしくはないですね。
(国内端末メーカーやiモードのアプリ事業者にも顔が立ちますので)

最終的にはパケット完全定額廃止も

将来的にという限定付きながら、パケット定額が変わっていくことの一里塚となる可能性がでてきました。

iPhoneが各キャリアで使用できるとなれば、現時点よりは相対的に通信回線は逼迫します。
しばらくは問題ないと思われますが、今後はヘビーユーザーからは相応の課金を、という流れになっていくでしょう。



とはいえ。
現状の国内では特定のキャリアのみでしかiPhone が使用できない状態は、異常と言えます。
この発表が事実であれば、iPhoneユーザーにとって良いものになることは間違いありません。
iPhone5の発表が待ち遠しいですね。

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2011年9月19日月曜日

第14回テーマは『○○』勉強会

茨城県鉾田市へ行ってきました。TANAKA Kohji です。
ムスメはちょっとした農業体験をして、野菜や果物を収穫が楽しかったようです。
また来年行けたら良いな。

さて。
先週、恒例のテーマは『○○』勉強会を茅場町で実施しました。

わたしの発表は、クラウドホスティングということで、一般的なレンタルサーバーが、クラウドへ移行するのではないかという話を、簡単に解説。


資料はSlideShareにて。

クラウドと一口に言っても、様々な種類があります。
そのなかで、クラウドというフレーズが一般化されるきっかけとなったもののひとつに、Amazon EC2 というクラウドホスティングがあります。

それから数年が経ち、日本でもいくつかのサービスが立ち上がりました。
そして、今年、さくらインターネットによる「さくらのクラウド」というサービスの開始が予定されています。

おそらく、このサービスが、クラウドホスティングをメジャーな存在へ押し上げると予想していまして、そのサービス前に、サービスの全体像を知っておいてもらおうと思いこのテーマを選択しました。
(「テーマは『○○』勉強会」は、多様な業種で活躍する方を集め、各々に好きなテーマでお話しいただくというスタイルの勉強会です。興味のある方はぜひどうぞ)

今回はAR・WifiといったIT系な話題が、いつもよりは多めでした。
そして何といっても私が最も興味のある「経営」の話題では、SWOTとBSC(Balanced Scorecard)のお話が。
BSCとは、経営における業績評価を4つの視点で行うもので、それぞれ、財務/顧客/業務プロセス/教育と学習について可視化します。
非常に勉強となり、早速翌日から弊社の経営に役立てているところです。

他にも経営まわりの勉強がしたくなりました。
ぜひみんなで学んでいきましょう。
わたしも、PM理論の回以外はずっとIT周りの話題からテーマを決めているので、次回以降もIT系のお話が聞けるのであれば、企画や経営の話をするというのも良いかなあと考えています。

基本的に毎月中旬、火曜日〜木曜日いずれかの夕方に開催しています。
Open & Share で、知識をギブアンドテイクしながら、日々の業務のヒントを得てみませんか?
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2011年9月14日水曜日

「みんなのビジネスオンライン」オープン

TANAKA Kohji です。
まずは、以下の記事をご覧下さい。
http://googlejapan.blogspot.com/2011/09/blog-post_13.html

みんなのビジネスオンラインで、日本のビジネスにウェブサイトを!
Google では本日、国内の中小企業を支援するサービス「みんなのビジネスオンライン」を公開しました。
実際のサイトはこちら。

サービスの概要は以下の通り。

  • 中小企業が「Webサイト」や「ECサイト」を構築できる
  • 14業種に対応した84のテンプレートで作成が簡単
  • メールや電話によるサポート
  • Google Analyticsに対応
  • ドメイン取得無料(汎用jpも取得可能)
  • サイト構築は無料。初年度も無料。次年度以降は月額1,470円(更新しないことも可)
このサービスはGoogleが単独でやっているのではありません。
GoogleとKDDI、中小企業向けWebサイト構築支援サービス発表 | 経営 | マイコミジャーナル
パートナー企業として、KDDIとKDDI ウェブコミュニケーションズが、連携団体として、中小企業基盤整備機構とITコーディネータ協会が名を連ねている。
まあ、Google単独でやる場合、このような値付けにはならないだろうなとは思います。
あと、Google Apps がまったく絡んでいなさそうというのも「らしくない」ですね。

まったくもってどうなるか分からないのですが。
ひとつ言えるのは。
「5年前にやるべきこと」であるということです。

ちょうどわたしが、大手ポータルサイトに勤めていたときに、このようなサービスをはじめたところでした。
それが6年前。

今は、ちょっとインパクトに欠けるような気がします。(初年度無料はすごいですけど)

ただ、これが。
基本的に永久無料。サービスを付加する場合は有料という、いわゆるフリーミアムなモデルであれば別です。
業界がひっくり返るはずです。
(とはいえ追い風になるとも考えられますが)


面白いサービスであることは確かですので、Webサイトを持っていない企業は試してみてはいかがでしょうか。
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2011年9月13日火曜日

CDB第一弾の審査結果が発表されました

残暑が意外と厳しい秋ですね。
TANAKA Kohji です。

第一弾はavex所属の「タレント」。『CDB』プレオープンという記事で紹介したサイトCDB上で、審査結果が発表されました。

このキャラクターが、来月行われる世界体操2011という国際大会の、公式アプリナビゲーターとして使用されることが決まっています

公募され、人気投票で支持を集めたキャラクターです。
他にも同様の「タレント」が増えるかもしれませんねえ。

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