TANAKA Kohji です。
本来の仕事とは別に、実験的なプロジェクトを始めることがあります。
自分一人でやるときは良いのですが、パートナーと一緒にやるときに、「そのパートナーの何が『プロジェクトの成功』に重要なのか」というのを考えます。
もちろん、メンバー各々の、パーソナリティそのものなわけですが、良き人と組めば何でも成功するという訳ではありません。
実際、良き人としか組むことはありませんし、それでも頓挫するプロジェクトもありますよね。
最近わたしが判断する基準としては、お金と時間と熱意が、充分かどうかを測ることにしています。
「少なからずお金を使おうという意思がある」「少なからず自分の時間を割こうという意思がある」「大きな熱意を持っている」という3つが、プロジェクトを加速する原動力となるのではないかと。
もちろん、自分を含め、メンバーのスキルや考え方、経験、性格、など、他の多くの要素も重要です。
それらはプロジェクトのメンバーとしてふさわしいか、また、どの役割を担うのが良いのかという判断には役立ちますが、3ヶ月以上たって必要となってくるのは、プロジェクトの継続のための能力であり、それこそが、プロジェクトの成功を分ける鍵だと思っています。
誤解を恐れずに言うと「メンバーと仲が悪くなったぐらいで頓挫するプロジェクトは、最初から成功しないと思って良い」のです。
たとえ、メンバーと険悪になっても、そのときでも「成功したい」と思い続けるメンバーが集まってはじめて、プロジェクトのスタートラインに立つことができます。
成功とは、かくも難儀なことであり、だからこそ、成功することは素敵なことだと思うのです。
熱意は外から見えないので誤解も生むのですが、それはまた別の話。