Google Apps ™ (無償版)のユーザー数制限が50人から10人へという記事でも触れましたが、GoogleのGoogle Appsの取り組みが一段と強化されてきたようです。
まずは、このニュース。
Google Apps アップデートブログ: Google Apps 管理者の方へ:管理者権限のカスタマイズと管理業務の共有Google Apps 管理者がドメインの管理者権限を他のユーザーに付与することができるようになりました。どの業務をどのユーザーに付与するかをコントロールパネルで設定できます。ということで、管理業務のうち、アカウントの作成やユーザーのパスワードリセット等の管理を委譲することができるようになりました。(今のところ for Businessとeducationのみ)
Google Apps 自体の管理は従来の管理者が行い、一部の管理業務を総務人事部門が扱うといったことが可能になります。
より、実務にあわせた改訂といえるでしょう。
他にも、5月だけで、次のようなアップデートが行われています。
(Google Apps アップデートブログより)
- Google スプレッドシート:ピボットテーブルが利用可能に
- Google スプレッドシートにおいてピボットテーブルを利用してデータ分析を行えるようになりました。ピボットテーブルを使うと様々な角度から簡単にデータを要約することができます。
- Google カレンダー: 管理者がラボ機能の利用をコントロールできるように
- Google Apps の管理者が、ドメイン内での Google カレンダーラボ機能を使えるかどうかをコントロールできるようになりました。
- Google Calendar Sync が 64 ビット版 Outlook 2010 のサポートを開始
- Google Calendar Sync ツールを使って、Google カレンダーを 64 ビット版 Outlook 2010 と同期できるようになりました。
- 連絡先に最大 25,000 件登録可能に
- Gmail に最大で 25,000 件の連絡先を登録できるようになりました。更に各連絡先エントリーの最大容量が 32KB から 128KB になりました。
- Google Apps Connector for Blackberry Enterprise Server のバージョンアップ
- Google Apps Connector for Blackberry Enterprise Server のバージョン 3.2.25 がダウンロード可能となりました:
- コントロールパネルにてグローバルアドレスリストからニックネームを非表示に
- Google Apps の管理者がグローバルアドレス リスト / オートコンプリートからニックネームを除外できる機能が追加されました。
- Google スプレッドシート:「メニュー」における変更点
- Google スプレッドシートのメニュー項目に以下の変更が加えられました:
- 新しい「データ」オプションにより、最近追加されたフィルタリング機能がより使いやすく
- 「フォーム」が「ツール」の中に移動しました
- その他の小さな変更
これだけ優良なサービスを、無料(もしくは安価に)利用できる訳ですから、利用しない手はありません。