サンフランシスコで開催されているイベント「Google I/O 2011」の席上、ついに(と言って良いでしょう)Google Chrome OS 搭載のPCが発表されました。
Google、I/O 2011の席上でChromebookを正式アナウンス。販売開始は6月15日 Tech Crunch Japan名称は、Chromebookだそうです。
特徴はおもに
- 高速起動(8秒)
- Wi-Fiや3Gなどを搭載し常時ネット接続可能
- 自動でアップデートされ、つねに最新のソフトウェアを使用可能
- 長時間のバッテリー駆動(6.5~8時間)
といったところでしょうか。
Webアプリを中心とした、非常にシンプルでありながら、セキュアな設計です。
バズワードと化している「クラウド」の最たるものと言えるでしょう。
日本のSIerが一時期「シンクライアント」という単語を良く使っていました。
サーバーにソフトウェアやデータを蓄え、各自のPCは、ほぼ空っぽにする考え方です。
サーバーをクラウド(インターネット上)にしたのが、Chromebookですので、究極のシンクライアントと言えますね。
従来のシンクライアントが今イチなのは、ソフトウェア等が対応しきれていないということが要素として大きかったと思います。
絵に描いた餅で終わってしまったというか。
それだけにChromebookの技術革新の大きさが伺い知れるでしょう。
Chromebookは、注目ですね。
しかし。残念ながら。
シンクライアントと言っていた人たち(大企業とか)は、使わないはずです。
クラウドにデータを預けることに懐疑的なので。
ということは。
もしChromebookがビジネスに有用なツールとなり得るのであれば、それを活用するのは中小企業でしょう。
Google Apps + Chromebook は、最強の組み合わせとなることと予想しています。
アメリカおよびヨーロッパの一部では来月発売だそうですが、日本ではいつになることやら。(おそらく通信会社との調整が必要でしょうから)
一日も早い発売を期待しています。