2011年3月1日火曜日

「パソコンについて質問してくる人へのオープンレター」

TANAKA Kohji です。
ちょっと古いのですが、同業者が経験したトラブルのことを聞いて、思い出した良記事。
しかし、原文のリンクが切れていたので、この記事を知ることになった記事をご紹介。
(訳は引用元記事の方。すべて引用させていただきました)
パソコンについて質問してくる人へのオープンレター
  • 僕がコンピュータに詳しいからといってすぐにあなたの質問に答えられるわけではありません。多くの場合、まず僕がするのはGoogleで検索することです。コンピュータが手元にないバーや車の中などであなたの質問にすぐに答えられないからといって機嫌を悪くしないでください。
  • そのGoogleですが、あなたも使ったほうがいいですよ。質問をする前にまずは検索してみてください。1日かけてイライラするよりも5分検索したほうがよい場合が多いのではないでしょうか。Googleで検索する前に質問をしてくるのはやめてください。
  • Googleで解決できなかった場合は聞いてもいいのですが、メールや電話で問題を伝えるのはやめてください。あなたは十分に問題を説明した気になっているかもしれませんが、あなたは問題が何であるかもわかっていない場合が多いのです。
  • 僕があなたのところにいってあなたのパソコンを直している間、ずっと話しかけるのはやめてください。親切心からそうしているのはわかるのですが、問題を解決するためにいろいろ読まなくてはいけないのです。そっとしておいてください。
  • ただし、飲み物やらスナックやらは大歓迎です。
  • 問題がすぐに解決する、とは思わないでください。これは映画ではないのです。ひょっとしたら1時間かかるかもしれません。だから「あと20分で出るんだけどさ」というときに僕を呼ぶのはやめてください。
  • 時間がかかりすぎるからといって「あぁ、もういいよ。今日はやめよう」というのはやめてください。作業を始めたからには、問題を解決せずに立ち去るのは嫌なのです。諦めるべきタイミングは僕が自分で判断します。
  • ときに問題を解決するのに数時間かかる、とわかってしまうことがあります。そうしたときには僕がその作業をできないからといって僕を責めないでください。僕にもやることがあるのです。世の中にはこうした作業を有料で請け負ってくれる人がいます。そうした人に頼むべきなのです。
  • 僕が問題を解決できないからといって「えー、パソコンに詳しいんじゃなかったの?」というコメントはやめてください。僕は自分が使っているツールに詳しいのです。UNIXのプログラミングならわかりますが、Window98用のソフトはあまり詳しくないのです。
  • 「コンピュータ専攻じゃなかったっけ?」というコメントも役にはたちません。大学でのコンピュータ学科は数学に近いものであって、こうした問題を解決する学問ではないのです。
  • 最後に一番言いたいのは、「何度も同じことをやらせないでください」です。僕がアドバイスしたとおりにしてくれないと困ります。アンチウィルスソフトを入れてくださいね、といったにもかかわらず、そうしなかったためにまた同じ問題を解決させるのは本当にやめてください。
仕事柄、パソコンについての質問は多いです。
Webサイトを作っているクライアントが、私のことをPCサポート(業者)だと思っている人もいます。(なかにはそれが料金に含まれているとまで思っている人も)

基本的には私は断らずに作業をするのですが、上記のようなコメントは、普段パソコンを常用していないひとほど、しがちですね。

周囲の同業者よりは、私はこの手の作業を得意としているほうです。
というのも以前は1ユーザーだった私が、知識を重ねて、その延長で仕事をもらえるまでになったのです。
その通ってきた途中の経験が、(たとえ今現在メールソフトを一切利用していなくても)なんとか(メールソフト等の)トラブルを対処するときに役立っているのです。

そんなわたしでも、上記のようなコメントには閉口してしまうのです。
ラーメン屋で、同じ麺類だからと、そばを注文するようなものなのです。

「食」という意味では同じですが、材料から作り方まで何一つ重なるところはありません。

あげくに「そばが美味しく無い」と言われた同業者には、同情を禁じ得ません。

これ、同業者じゃなくてもありますよね。
友人のパソコンのトラブル解決を手伝っていて、当の友人から「あぁ、もういいよ。今日はやめよう」と言われた経験のあるひと、多いんじゃないですか?
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