先日、ライフスタイルを変えるのはiOS?Android?のなかでAppleによるTVについて触れました。
7月27日付けの東京IT新聞の湯川鶴章氏のコラムにて、その製品についての情報が載っています。
iPhone、iPadという革新的な製品を世に出し快進撃を続ける米Apple。米紙NewYork Times によると、Appleが次はテレビの領域で旋風を起こすべく動き出したという。同紙やその他の情報ソースのレポートを総合すると、どうやらAppleはテレビ本体の開発を検討している可能性がありそうだ。ソースはニューヨークタイムズとのことですが、注目すべきは「TV本体を開発している」という点と②の「iOS搭載の可能性」です。
同紙が数人の関係者から得た情報は次のようなものだった。①Appleはテレビ関連のソフトの改良に取り組んでおり、そのソフトはまったく新しいデザインになる、②そのソフトの基幹部分には、iPhoneやiPadに使用されている基本ソフト「iOS」が使用される可能性がある、③Appleは最近、テレビ関連の仕事の経験を持つグラフィックデザイナーや産業デザイナーを採用した、④最先端の開発は、AppleTVとは別の部署で行われている。
これはAppleのMacやスマートフォンをみれば、OSとハードウェアをあわせて提供することで、最高のUI(ユーザーインターフェイス)を実現している点からも見えてくる方向性でしょう。
Appleが(AppleTVではない)TVを出すとすれば、当然にハードウェア一体型で従来のUI(リモコン)とは別の、革新的なUIを実現すると思います。
(そしてそのとき採用される可能性があるのは、はからずも昨日発表されたiMacで使えるMagic Trackpadだと予想しています)
そうなると必然的に搭載されるOSは、iPhoneやiPadで採用されているiOS(もしくはiOSの後継OS)になるでしょう。
これもiPadにiOSを搭載したことを考慮すれば、想像に難くありません。
記事では「可能性がある」という書き方のようですが、iOS搭載でまず間違いないはずです。
なぜか?
Appleがもしライフスタイルの変革を目指し、パソコンとは違う、より一般的な製品にMacで培ったさまざまなUIを発展させようと考えたとき生まれたのがiPhoneで採用されたiOSなわけです。
パソコンのような高スペックなCPUが搭載できない環境でもストレスなく動作するOSです。
このながれを断ちきって、別のOSを開発するメリットはAppleにはないと(個人的には)思います。
というわけで、またまたAppleネタになってしまいました。
でも良い製品が増えるのは良いことです。スマートフォン業界を見ても。