2011年10月6日木曜日

むしろ、PHP祭りには「行ってはいけない」

まずはこちらの写真をご覧ください。(2010年のPHP祭りにて。写真は@lllnorikolllさんより拝借)
CakePHP、Symfony2、Lithiumの各コアデベロッパーがにこやかに並んでいるように見えます。
が、実は全員無表情な写真を「高度な写真加工技術」で修正しています。
実際に拡大すると修正された箇所が確認できることでしょう。





というわけで、タイトルは釣りです。本当にありがとうございました。





こんにちは。
@sio_19851001 さんからバトンが来ました @mon_sat です。
昨年PCも持たずにハッカソンに参加した @sio_19851001 さんの記事(PHPMatsuriは、怖いところじゃないんだよ。)を読むと、確かに怖いものは無くなります(笑)

phpmatsuri2011バナー




「以前は勉強会すら参加してなかった私」が、個人的にこのイベントでどんなふうに変わったかを、書いていきたいと思います。
(なお正式表記はおそらく phpmatsuri ですが、ここでは「PHP祭り」と表記します)


リレーブログを読んでみると、PHP祭りで行われることが「去年以上に」盛りだくさんだと気づきます。
よしおかひろたか氏の基調講演、各セッション(増井雄一郎さんによる Titanium Mobile 、Graham Weldon による CakePHP 2.0 、Fabien Potencier による Symfony2 、Garrett Woodworth  による Lithium )および、ニフティクラウドを始めとした各スポンサーのセッション、テストワークショップ、夜に開催されるという「謎の」闇PHPMatsuri(って何??)、そして各所で開かれるワークショップ諸々。

そのうえで、メインはもちろんハッカソンですから、次の日の発表会(LT大会)があるのです。


えーーっと。あれ?却って、お腹いっぱい???


考えてみれば去年も同じくらい内容が濃かった訳です。
しかし参加してみたら「すごく楽しかった。明日も明後日も続いたら良いのに」と、思ったことを覚えています。

tweetを拾ってきました。

こんなにエキサイティングな2日間は久しぶりです。お会いした方々、本当にどうもありがとうございました。そしてお疲れさまでした! #phpmatsuriSun Oct 03 13:22:48 via HootSuite


「こんなに盛りだくさんでも、自分が興味があるのは、ひとつかふたつだしなあ。参加するメリットはあるのだろうか?」と思っている方はいませんか?

なぜPHP祭りは参加者 *みんな* が楽しめるお祭りなのか?
この疑問に答える前に、私の経験を少しだけ。

勉強会というものに参加したことの無かった私が、初めて参加したのが2009年に開催されたCakePHP祭り(CakeMatsuri)でした。
ワークショップとカンファレンスの(金・土)二日間の構成で、わたしはカンファレンスのみに参加し、CakePHPについていろんな情報収集をしたものです。
ワークショップの方はコミュニティのメンバーが講師やサポート役となり、実際に手を動かして勉強するタイプで、カンファレンスの方は主にコアデベロッパーの方々を海外から呼びCakePHPの新バージョン等の話を聞いたりCakePHPとは直接関係のないトピック(NoSQL等)の話を聞きました。

CakePHP以外の話も聞けたことで、カンファレンスはものすごくためになったのですが、わたしがそれ以上に印象に残っているのは「カンファレンス後の懇親会」
パーティ形式の懇親会で参加者が交流するのですが、初参加でもすぐに馴染める、和気あいあいとした雰囲気がありました。素敵なコミュニティがCakePHPの良さを象徴しているような気がします。

CakePHP自体の知識を得つつ、コミュニティの方々との交流も図れ、さらにはコアデベロッパーと「日本で」話をすることができるという。
こんな素敵なイベントに参加するチャンスは滅多に無いでしょう。


そして翌2010年。CakePHP以外にもsymfony、Lithium、CodeIgniter、Zend Framework等など。枠組みを一気に拡げ、名前がPHP祭り(PHP Matsuri)と改まりました。
さらには「ハッカソン」ということで、一気にイベントの内容がパワーアップ。
このころには勉強会にはいくつも参加していたのですが、ハッカソンについては参加する機会が無く、またまた絶好のタイミングで開催されることに。

会場が私の自宅から比較的近かったこともあり、2010年はスタッフとして当日、受付け等でお手伝いいたしました。

ひとりハッカソンして作ったアプリがCakePHP賞の2位となり、Pocket詳解 CakePHP辞典Niftyクラウドの無料券もゲットしたり、それがきっかけでLithiumのイケメンコアデベロッパーのjoelに「プレゼンよかったよ」と言われたり。ええ。お世辞だとは思いますが、それが何か?

ハッカソンが初めてなら、勉強会のような場所でLTとはいえ発表するのも初めてでした。
にもかかわらず、こんな光栄な結果となり嬉しい限り。
今年初めて参加される方も、おそらくちゃんと準備できれば注目されます。目立てば私のように良いことあります。場合によっては参加費取り返すような商品だってありますし。

これは後に別勉強会ででてきた言葉ですが「せっかくイベントに参加するなら、目立たないともったいない」とのこと。


1年目で「こんなチャンス滅多に無いから参加しないともったいない」と知り、2年目で「どーせなら、ある程度は、目立たないともったいない」と分かりました。



でも、今思えば、もっと積極的になれば良かったと後悔しています。
初参加だから、とか、初ハッカソンだから、とか、関係ないのです。
参加している以上、有名人も初めての人も一緒。
せっかくコード書いたなら、発表しないともったいないです。
(失敗したってどーせ誰も気にしてないし、運良くはまったら商品もらえたりするしね)



一昨年のCakePHP祭りのときは、ワークショップとカンファレンス(お弁当と懇親会付き)で19,425円でした。(わたしはカンファレンスのみなので8,925円)
昨年のPHP祭りのときは、2日間のセッション等に食事宿泊付きで、22,000円でした。

そして今年のPHP祭りも22,000円です。(食事4回+宿泊込み)

イギリスで行われたCakeFestが4日間で$950(2日間のカンファレンスでも$420)ですので、それと比べたら激安な訳ですが、それ以上に、わたしは「この22,000円を払わないのはもったいない」と思っています

わたしは、今仕事で使っているツール等の多くは、CakePHPのコミュニティを通してその良さを知り使い始めました。
CakePHPがgitで管理されるようになったと知ってはgitを使い始め、テストの書き方を知ってはテストを書き始め、英語が使えないと生きれないと聞いては英語の勉強を始めました

そのいずれも「今では、無いとやっていけない」必需品です。
ほかにも、この一連のイベントがきっかけで知ったこと、始めたことは枚挙に暇がありません。
それらのきっかけは、すべてこのイベントからなのです。
slywalkerさんのいう「種を拾いに行くべし」という言葉の意味は深いと思います)

さらに。
今は、コミュニティで知り合ったメンバーとプロジェクトを組む機会が増えました。
仕事の幅が、何倍にも広がったのです。

どれだけ、本業で利益を生んでいることでしょう。



仕事の幅が広がったといえば。
PHP祭りとなって面白いのは、他のフレームワークを使っている方が多く参加されるのです。普段なかなか交流できない方々と話ができ、一般的な勉強会では決して聞けなかったであろう話をたくさん聞くことができます。
Fusicさんのブログでも「他のフレームワークは使いやすいのだろうか?」の答えが得られるメリットが書かれています

参加者のなかで、CakePHPもsymfony2もLithiumもTitanium Mobileも全部使っている人はあまりいないでしょう。もしかしたらゼロだと思います。
では、なぜ、それでも参加するのか。
各FW使いが交流することで生まれるメリットがあるからだと思うのです。


ここに「なぜPHP祭りは参加者 *みんな* が楽しめるお祭りなのか?」の答えがあります。
積極的に交流すれば、化学反応が起き、すべての人が今より前に進めると思うのです。



参加者の一覧を見てください。
そうそうたるメンバーです。

ああ、私も参加したいなあ、、、

え?

え?

ええ、、参加未定です。そして微妙です。
4歳のムスメの運動会があるのです。土曜日に。東京で。

それが判明しても行こうと思ってました。終わってから。
でも、万が一雨が降ったら日曜日になるらしく、、、雨乞いに成功して台風が直撃しない限り行けません。


うん、みなさんは、行かなくて良いんじゃないかな?PHP祭り。
楽しくないよ、多分。いや、間違いなく。
むしろ、PHP祭りには「行ってはいけない」


つまんないと思うからお勧めしないけど、どーしても行きたい人は止めないから。
チケットは以下のページで販売中だよ。
http://2011.phpmatsuri.net/phpmatsuri/paypal
Paypalアカウントがあっても無くても買えるって。(他の方を紹介したらキャッシュバックもあるって)

まずは、↑のページで、twitterによる認証をして基本情報を書き込みましょう。


あ、最後に注意点が。
2009年のCakePHP祭り。わたしがワークショップに参加してない理由だけ。
それは、油断してたら、いつのまにか売り切れてたから。泣く泣くワークショップ諦めました。
興味のある人は面倒くさがらず、とっとと購入しておくと良いと思います。
駆け込み需要で売り切れてしまっても「後の祭り」ですから(お、上手いこと言った)


もうひとつ蛇足ながら、誤解の無いように。
冒頭の画像は、加工されたものではありません。コアデベロッパーが本当に楽しんでいるのが分かります。
(冒頭の釣り画像ではなく)ちゃんとサイズ変更した画像を置いておきますのでぜひご確認を



というわけで??リレーブログを終了します。
今日は19時からCakePHP2.0勉強会を株式会社VOYAGE GROUPさん(株式会社ECナビより社名変更)で行います。
@konsan と @hiromi2424 、@cakephper さんとともに開催します(その他多くの方に協力してもらっています)

明日は、その @cakephper さんです。
(二日酔いに気をつけて)更新よろしくお願いしますー。

phpmatsuri公式サイト

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