日本時間で2011年6月8日午前9:00から24時間、World IPv6 Day というものが開催されています。
当記事の公開時刻が午前10時ですから、すでに1時間が経過しています。
World IPv6 Dayについて
http://recommend.yahoo.co.jp/ipv6day/
http://www.worldipv6day.org/
IPアドレスというものがあります。
192.168.0.1のように、0-255までの数値を4つ並べたものです。
これは、インターネット上の住所にあたります。
しかし、IPアドレスを使用してインターネット上のコンテンツを閲覧するのは「人間に取って」分かりづらいため、www.example.comというような可読性の高い文字列によってアクセスするようになっているのです。後者をドメインといいます。
ドメインは論理上無限に作り出すことができるためなくなることはありません。
以前は存在しなかった example.mobi のようなものを作っていけば良い訳です。
しかし、IPアドレスは違います。
上記の方式をIPv4と呼びますが、この方式では枯渇することがしばらく前から分かっていて、日本で使用するものについては年内にも枯渇することが分かっています。
そこでIPv6という新方式への移行が徐々に始まっている訳です。
とはいえ、これは機器の話で、ユーザーが何かをする訳ではありません。
機器内で、IPアドレスを使用するときに、IPv4とIPv6が混在していても支障無く使えるかどうかという問題です。
表題の World IPv6 Day は「この日は世界中でIPv6を試用しましょうね」という日です。
一番大きな影響があった場合は、インターネットの接続自体ができません。
つまり、この記事が読めないということですね(笑)
さて、わたしのいる業界にとっては切実な問題のこのIPv6の問題。
大事無く24時間過ぎれば良いのですが。