TANAKA Kohji です。
1年を振り返ると、ビジネスパートナーとの連携を強化できた年でした。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
さてさて。
(前々回)情報がパケット化していき、(前回)情報の流通量が増える、と述べました。
情報は、小さい方が流通しやすく、シェアされやすいという特徴があります。
では、今後、どのような情報が増えていくのでしょうか。
メタデータという言葉があります。
メタとは「高次の」という意味ですが、メタデータというと一般的に「データの中で、そのデータを分類する場合などに利用される、付加的な情報」を指します。
書籍には書誌情報というものがあり、そこには、発行者や発行年月日、著者名、書籍名などが羅列されています。
いわゆる、データの羅列ですね。
メタデータは、図書館で書籍を整理する時など、人間にとっても扱いやすいものですが、一方で、コンピューターにとっても扱いやすい形式となります。
たとえば、今日では図書館内に管轄する自治体内の図書館すべての書籍の検索ができ、それぞれ貸し出し可能な状態かどうかが分かります。
これはメタデータをデータベース化しているために実現できている訳です。
他にも食べログ等の飲食店情報サイトでは、飲食店情報のメタデータを保有していますし、iTunesは音楽情報のメタデータを保有しています。
インターネットの検索エンジンも同様です。
この場合、世の中のすべてのWebページを、検索エンジン事業者が巡回し、分類、メタデータ化をしている訳です。
それによって私たちは、日々、探している情報を、素早く見つけることができるのです。
かようにメタデータというのは、インターネットの世界で縁の下の力持ちとして活躍している訳ですが、インターネット上の情報がパケット化していくと、情報を加工すること無く、メタデータ化しやすくなっていくでしょう。
(メタデータ化すると、前回の勉強会でも話をしたWebサービス化、API化がしやすくなります)
となると、twitterのつぶやき(ひとつひとつ)のようなマイクロコンテンツよりも、もう少し価値のある情報がパケット化していくのではないかと考えます。
単体で価値を持つものの割合が増えていくのではないかと思っています。
そんな視点で開発中のサービスが、tipshare.infoというサービスです。
これはTipsという「小さな、何かの役に立つ」情報を記録して、みんなで活用しようという趣旨のサイトです。
プロトタイプということで試作品ではありますが、実際に稼働中のサービスです。
詳しくは、また明日。