2010年9月30日木曜日

facebookはタイミングを逃したのか

TANAKA Kohji です。
facebook のアカウントを作って1ヶ月以上が経ちました。

参加してみて分かったのは、ごく普通のSNS(ソーシャルネットワークサービス)だということです。

日本でSNSといえばMixi が有名ですが、Mixi と比較して、facebook が恐ろしく優れているところはありません。
強いて言えばiPhoneアプリ等スマートフォン対応でしょう。
しかし、それすら、大して使いやすいとは言えないというのが、正直なところです。

日本では、昨年から、twitter ユーザーが増えました。
それは、爆発的と言っても良いくらいのスピードです。

twitter が受け入れられた要因の一つに、Mixi があるでしょう。
Mixi が、友達関係をリアルに再現し、そこでは比較的濃密な人間関係が必要とされます。

Mixi がSNSの業界を引っ張ってきたことは間違いありませんが、その一方で、その濃密さに疲弊した多くのユーザーがいたはずです。

そこに登場したのがtwitter であり、その対極に位置する根本的姿勢が、多くのユーザーに受け入れられたのだと思います。

対極に位置するものとは。
いわゆる「ゆるい」ネットワークです。

フォローするのも自由で、フォローを解除するのも自由。投稿することに労力を必要とせず、誰に読まれようとも、ひとに読まれなくても問題なし。ひとの投稿に反応するのも自由なら、反応しないことが悪いことでもない。

そう。これは、私たちが疲弊したMixi の真逆なのです。

話はfacebook に戻ります。
もし、日本にMixi がなく、twitter と同時にfacebook のユーザーが増え始めたら、日本のユーザー数は逆転していたかもしれません。

しかし、Mixi に疲れた一部の日本人が、twitter のゆるさゆえの不満を感じ始める前に、facebook でネットワークを作ろうとは、ちょっと考えにくいのです。

「人生とオムレツはタイミングが大事」とはよくいったものです。

というわけで、facebook のユーザーが日本で爆発的に増える可能性があるとすれば、それはtwitter では、物足りなくなる人が出てきたときでしょう。

しばらくは、、、なさそうですが。
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