以前、SkypeとFaceTimeで、どちらがインターネット通話のサービスを制するのかという記事を書きました。
そんななか、次のような記事が。
「Skype 5.0 Beta 2」公開、10人までのビデオ通話が可能に -INTERNET Watch
なんと、次期バージョンでは、10人同時にビデオ通話することが可能になるようです。Skypeは2日、Windows版次期クライアントソフトのベータ版「Skype 5.0 Beta 2 for Windows」を公開した。対応OSはWindows 7/Vista/XP。「Skype 5.0 Beta 2」では、10人までのグループビデオ通話に対応。Beta 1では5人までの通話となっていたがさらに人数を拡大した。
これはすごい。
つまり、10人までのTV会議が無料でできるということです。
わたしが以前勤めていた会社では、システム担当部署が導入したインターネット回線を使用したTV会議のシステムがありました。
しかしながら当時、実際に各事業部内で利用されることはありませんでした。
(その後わたしがいた部署が東京・大阪・名古屋の各支社間で行なう会議で使用しましたが、その程度しか使われなかったはずです)
それでも当時は画期的で、TV会議といえば、本当にTVのうえに置いたカメラで動画を送り合うようなものが主流でしたので、そのような各個人の顔を見ながら話ができることはめずらしかったはず。
それが今や。
インターネットを利用し、無料で、ビデオ通話(TV会議)ができるようになったわけです。
以前から複数人での会話には対応していましたが、やってみると分かるのですが、どうしても顔が見えないと話をするタイミングが掴みづらいのです。
ふむ。
これで打撃を受ける会社もあることは想像に難くありません。
それだけ画期的なサービスです。
当面、ビデオカメラを搭載したTVをAppleが出すことはなくなったようですので、FaceTimeがSkypeに対し大きくアドバンテージを得ることはないでしょう。
「パソコンさえあれば」という条件付きながら、3者以上のビデオ通話ができるようになることは、単身赴任のお父さんが、自宅の子供や実家等と、同時に、(顔を見せて)会話ができるということです。
ましてやビジネスシーンでは。
非常に使い勝手の上がるバージョンアップです。
Mac版やiOS(iPhone)版の登場が待たれますね。