大きな会社が背負ってるハンデがあります。
そのひとつが、IT活用です。
こんなことをいうと反対だと思う方が多いようですが。
実際は、大きな企業ほどハンデなのです。
理由は数々ありますが。
もっとも大きいのが情報統制やコンプライアンスに伴う規制です。
ITベンダーの営業はPCを持ってこない。情報漏えいを恐れて持ち出し禁止らしい。そんなベンダーのセキュリティ提案など誰が信用するものか。営業効率の提案をどうして受け入れられようか。営業の現場をIT武装できないベンダーに顧客は耳を貸さない。そうは思わないか?
http://twitter.com/findmywing/status/24479938624これが大きな企業の(悲しい)現状です。
ある大手のSIerの方とお話しすると、将来への危機感の大きさは尋常ではありません。
私なりに解釈すると、保守的な環境ゆえ、最新の技術を取り入れられないもどかしさでしょう。
時代に取り残される焦燥感ともいえます。
岡崎市の図書館の事件(プログラマーを誤逮捕し未だに被害届が取り下げられていない事件)は、そういった企業が起こした象徴的な事例です。
IT業界ですらこれです。
その他の業界は言うに及ばずでしょう。
以前、大手ポータルサイト運営会社に勤めていた時は、今と比べて、仕事に対する自由度が大きく制限されていました。
今私が推奨している事項のほとんどは、叶えられません。
どれだけ非効率な環境なのか。
そして、大事なことは。
どういうつもりかわかりませんが、多くの社員が、その制限されていることそのものを、恥ずかしがるどころか、誇りにしているのです。
「うちの会社はこんな風に社員を縛っている」
という自慢(?)を、(その会社に限らず)多くの方から聞きます。
かわいそうだなあと思いつつ、さほど恥ずかしがることも無く語られるので「あれ?縛られて嬉しいって、もしかして"どM"なの?」と思ってしまいます。
機会があれば「どM化する大手企業の社員」ということで続きを書きます。
というわけで、インターネットを使って業務を効率化できるのは、圧倒的に中堅・中小企業です。
こんな便利なもの、使わないともったいないのです。
あなたがどMで無いのであれば(笑)