TANAKA Kohji です。
あまり詳しくないのですが、ワインを飲むのが好きです。
社会に出てから最初にできた趣味と言っても良いでしょう。
同期入社の友達とは、今でもたまに会うとワインを飲みます。
友人はワインの銘柄に詳しく助かります。私はワインの銘柄をほとんど覚えないため、以前飲んだ美味しいワインをもう一度飲むことができません。
友人と飲むときは良いのですが、レストランで注文するときは困ります。
どのように頼むと、自分好みのワインを提供してもらえるのか。
味の表現は多彩ですが、自分の好みを言い当てることは困難です。
飲めば「好み」「好みじゃない」と言えても、飲む前に表現することができないのです。
さんざん試行錯誤して出会ったのが「香りの強い(を楽しめる)ワインが好きですね」という表現。
味の表現ではないし、香りが強いワインが好みという訳でもありません。
しかし、この表現を使ってから、はずれが激減しました。(ほとんどが私好みの味のワインでした)
ここから、ふたつの教訓を得ました。
ひとつは、自分の得たい果実を入手するための「表現方法」を知ることの重要性で、もうひとつは、あたらずとも遠からずの重要性です。
前者は検索リテラシーでちょっと触れたことに関連があるかもしれません。
そして後者は。
これが、現代の情報過多の時代に、情報収集するために求められる能力のひとつだと思うのです。
「事実は存在しない。解釈だけが存在する」という有名な言葉がありますが、インターネットのどこを探しても、事実が出てくることはありません。
いや、インターネットに限りません。新聞でも、大きな見出しの記事が意図的に書かれていることも多々あります。
そこで重要なことは、想像力を持って、得られる情報から事実を推定するということではないでしょうか。しかも短時間で。
昨日の記事「情報の目利き能力」に通じるのです。
というわけで、今回はちょっと寄り道をしましたが、おそらく、続きます。