TANAKA Kohji です。
私が社会人となって初めて勤めた会社では、新人に対し、松下幸之助氏の書物の朗読から教育を始めます。
新入社員心得帖という書籍を与えられました。
そこには金言の数々が載っているので、その後の社会人としての私に大きな影響を与えています。
その松下幸之助氏の教えのひとつが「素直な心の大切さ」です。
20代はもとより、30代になって、その本質的な大切さに気づかされる機会が増えました。
おそらくそれは今後もそうでしょう。
何かをレクチャーする(される)機会が、この業界には多いのですが、そのとき、どうしても素直になれない方がいます。
私自身、身内や他の人からの指摘に対し無意識的に反発をすることもありますが、それでも、仕事ではその機会が少なくなります。
それは、実力が目に見えるからです。
コードというプログラムをした結果(成果物)があります。
これは決して嘘をつきません。
時間がなくて手を抜いたところや、実力が無くて実現しなかったこと、等など。
すべてがここに現れます。
慣れてない人は、これをオープンにすることができません。
例えれば、それは、人前で裸を見せることと同義なのです。
しかし、オープンにしてはじめて、他人は指摘をできるのです。
過去自分がおかしたミスや、自分が知り得た知識を。
「赤子笑うな、来た道じゃ」という言葉がありますが、まさにそれでして、自分が通ってきた道であるから、他人に指摘することができるのです。
(プログラムを組む人は大抵自分の書いた半年前のコードを読みたくないものです。なぜなら、半年間で得た知識は相当な量であり、半年前のコードが粗だらけに見えるからです)
そして指摘を受けたとき。
素直な心を持って受け入れれば、それだけで自分を成長させることができます。
間違いを犯すことを恐れてはいけません。
どうせ半年後(数年後)の自分から見たら、今の自分は拙い行いを繰り返しているのです。
それならば、半年後(数年後)の自分のために、素直な心を持って、自分を成長させる方がよっぽど幸せな人生を送れるでしょう。
それを助けるのが Open & Share で、自分自身をも、さらけだすことです。