TANAKA Kohji です。
というわけで昨日の記事の続きです。
Facebookが面白いという評価は変わらない上で、今後を予想してみたいと思えてきました。
まず、表題のFacebookとTwitterの使い方の違いのお話。
Facebookの評価が変わったきっかけのひとつが、そのUI(ユーザーインターフェイス)の変更だと書きました。
それまで重かったサーバーが軽くなり、いいね!ボタンやコメントが即時に相手のユーザーに伝わることで、Facebookの面白さに気づいたユーザーが増えたのでしょう。
(かくいう私もそのひとり)
これを以後「Facebookの面白さが再発見された」と表記します。
Facebookは、細々ながら、多くのユーザーが利用していました。
私の場合、おもに、HootSuiteというTwitterクライアントと、公式iOSアプリによって。
他のユーザーもTwitterクライアントからFacebookに書き込んでいたユーザーは多いと思います。
そして今回、そういったユーザーこそが、Facebookの面白さを再発見したのでしょう。
つまり。
Facebookの面白さの根幹に、そのUIの優秀さがあるとすると、それは、パソコンで、常時、Facebookを利用しているユーザーのみが、その面白さを堪能できます。
Twitterクライアントや公式アプリを通して利用していても、FacebookのUIの凄さには気づかないままなのです。
これは、Twitterの真逆です。
Twitterの場合、逆に、公式サイトを使っていても、Twitterの本当の面白さは気づけません。
例えばHootSuite等のサードパーティ製のクライアントだったり、モバツイを始めとしたモバイルで利用しやすいツールだったりします。(iOSアプリは言うに及ばず)
Twitterの場合、サードパーティ製のクライアントが、その利用シーンを増やしました。
それがこれだけ広まった要因であり、決して公式サイトがUIとして優れていたからではありません。(サービスとしてはダントツに優れていますが)
で。今後どうなるのか。
TwitterもFacebookも、OAuthという仕組みを利用し、サードパーティ製のクライアントによる利用が可能になっています。
Facebookはその特性もあり、かなり細かく、サードパーティ製クライアントで何ができるかをユーザーが選択可能です。
しかし、Facebookの面白さの真髄が、公式サイトのUIにあるとしたら、ある一定以上の伸びは期待できないかもしれません。
基本的にパソコンを利用しないユーザーに響かないからです。
MixiもFacebookと同じように、公式サイトを使用して楽しむことを中心としたUIになっています。
しかしMixiは、今やケータイによる利用の方が多いのではと思っています。
それくらい日本では、ケータイによるインターネット利用が盛んです。(ガラケーの大きな功績)
Facebookの未来は、モバイルにあるのではないかと、今のところは考えています。
私のような仕事ですら、TwitterクライアントとFacebookの公式サイトを常時チェックし続けるのは苦痛です。
どちらかが勝ち、どちらかが負ける気がしてなりません。
両方のインターフェイスを余すところ無く活用した統合アプリができるまでは。
出ないような気はするのですが、私の予想は当てにならないし(笑)
というわけで今後も注視したいところです。