2010年8月20日金曜日

ケータイにカメラがついたときのお話

TANAKA Kohji です。
ひょうんなことから、ずいぶん前のエピソードを思い出しました。

それは、携帯電話にはじめて(メール添付可能な)カメラが搭載された機種が発売されたときのお話。
J-Phoneユーザーだった私は、その画期的な機種にすぐに飛びつきました。
画素数は10万とかそんな感じ。今の100分の1です。

当時の上司に「カメラなんて使わない」と言われたのをよく覚えています。
実際、どのように使うかなんて、あまり想像せずに買った記憶があります。

しかし、ふと口をついたのは「すべてのケータイが白黒液晶からカラー液晶(画面)に変わったように、すべてのケータイにカメラが付くようになりますよ」と。
今思い返しても、何か根拠があっての台詞ではありませんでした。

そして数年後。
「写メール」という今となっては死語のフレーズとともに、実際その通りになりました。

件の上司は「カラーになるのは嬉しいけど、カメラは必要が無いものだから」と言いましたが、後に昔話をしたときに「あのとき言ったとおりになりましたね。覚えてます?w」というと「すまん。たしかに言うとおりになった」と素直に認めていました。


スマートフォンにもカメラが搭載されています。
その使い方は「写真を撮ってメールで送る」から「撮った写真をインターネット上のサービスで使う」に変わりました。

欧米には携帯電話で写真を撮るという文化は無かったそうです。
そして、その文化は、スマートフォンとともに世界に拡がりました。

ガラケーと揶揄されているニッポンの携帯電話。
i-modeやおサイフケータイだけでなく、今や当たり前のカメラ付きケータイも、日本が産んだヒット商品のひとつと言えるのです。

その創成期からカメラ付きケータイにお世話になっている者として、日本の大企業の巻き返しを期待しています。
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