mon_sat です。
おはようございます。
先日、Open Innovation Lab(以下OIL)主催のiPhoneマーケティングセミナーに参加してきました。
3時間と比較的長めなのは、後半にワークショップ形式で実際のプランを考えるため。
前半は、現在のiOSアプリの状況が説明されます。
iPhoneではどのようなジャンルのアプリがダウンロードされているか、から、そもそもiPhone/iPadの利用者の年齢構成や男女比といったものが、データをもとに知ることができます。
マーケティングセミナーと銘打っているだけに、技術者向けのセミナーであるにもかかわらず、その内容は、企画段階でどのように考えるべきかという話が中心です。
iOSアプリの場合、どうしても、アイディア一発でアプリを作る、といったイメージとなりますが、それで勝てるほど甘い市場ではありません。
(もはやレッドオーシャンを通り越してブラッドオーシャンとのこと)
日々400-500本のアプリが申請されているということで、AppStoreだけで提供していく現在のスタイルでは、限界が近いのかも知れません。
では、どうするか。
市場を正しく把握したうえで、難易度の高い「売れそうなアプリ」を狙うのではなく、「今売れ始めているアプリ」を狙うのだそうです。
そうすれば、より予測がしやすいだけでなく、姿が見えているため『どのようなアプリがいけそうか』が掴みやすいということ。
なるほど、納得です。
そして、重要なのは、企画~開発のプロセスのなかで、「料理で味見をするように」第三者による客観的な評価を受けることが必要と説きます。
(途中アプリ開発を料理になぞらえて説明されていました)
味見をせずに作った料理が美味しいと言われるか美味しくないと言われるか分からないように、客観的な評価を受けずにリリースしたアプリが、受けるか受けないかは分かりません。
では、誰に評価を受けるべきか。
「仕事として信用できて、かつ利害関係の少ない人」が良いとのこと。
OILはそのためにある、ということらしいです。
売れるアプリ評価されるアプリを作るのは大変です。
そのためにはしっかりしたマーケティングが必要ですし、頭で考えるだけでもだめでしょう。
というわけで、後半は、実際にテーマに基づいたワークショップが行なわれます。
参加者を3人ずつのグループに分け、子供向けキャラクターを使ったアプリのアイディアを考えました。
わたしの参加したチームでは、複数のアイディアを思いつくままに出し、ある程度出そろった段階で意見を集約してひとつに絞りました。
あとはセオリー通りに「課題」>「メリット(ベネフィット)」を具体例をまじえて説明するという流れでまとめました。
わたしは言葉でしゃべっていただけだったのですが、率先してメモを取ってくれた方が、うまく内容をまとめてくれたので、短時間で考えたわりには、ストーリーあるプランに仕上がったかと思います。
最後はみんなの前で発表して終了。
その後主催者の方・参加者の方と食事に行き、交流もしてきました。
とくに学生で参加したI氏は、自身の創りたいアプリの方向性について、積極的に意見交換をしていました。
ふむ。すばらしい。
わたしも頑張らねば。と心に誓って帰途に。
次回があればまた参加したいと思います。
主催者の皆様、参加者の方々、どうもありがとうございました。