先日の勉強会でお話ししたネタです。
迷惑メールを一般的にスパムメールといいます。
これらは大抵、以下のようなパターンで収集・送信されます。
- Web上にメールアドレスが露出され、収集される
- Web上のサービスより、メールアドレスが流出し、収集される
- ランダムに送信される
- 名簿等により収集される
このうち、4は数が非常に少ないです。
また3は、ケータイのように、ドメイン(example.com)が限られる場合によく行なわれます。
一般的にはビジネスで利用するメールアドレスにスパムが送信される場合、前者ふたつということになります。
以下、Google Apps を利用した場合で説明します。
Google Apps のアカウントが、aaaだとします。
この場合、メールアドレスは、aaa@example.comになります。
しかし、このaaa@example.comは、公開しないでください。
まず、エイリアス(別名)として、bbb@example.comと、ccc@example.comを作成します。
(このとき、bbbやccc宛に送信されたメールは送受信できるようにGoogle Appsの設定を行ないます)
bbb@example.comは、名刺に記載したりし、通常のメールアドレスとして利用します。
名刺交換した人は、bbb@example.comへ送信し、あなたもbbb@example.comより、送信します。
会社のWebサイト等には、(当然)別のメールアドレスを記載します。
グループにより、info@example.com等のメールアドレスを作成し、aaaへ転送します。
twitter等、Web上のサービスを利用する場合は、以下のようにします。
- ccc+twitter@example.comというメールアドレスで登録する
- ccc@example.comというメールアドレスで登録する
まず、前者による登録を試みます。
(なお+のあとのtwitter等の文字列は任意です。サービス名をつけておくと便利です)
※後者は、前者のメールアドレスで登録できないサービスの場合のみ利用します。たまにあります。facebookとかfacebookとかfacebookとか
登録時には、登録確認のようなメールが届くでしょう。
URLをクリックして認証というやつです。
もちろんこれはあなたの本当のメールアドレスには届きませんので、たとえ、そのサービス経由でメールアドレスが漏洩したとしても問題はありませんね。
さて、最後の仕上げです。
あとは、ccc@example.com等へきたメールをフィルタリングするだけです。
(Google Apps の場合は、ラベルをつけてアーカイブすると、目に触れることなく自動的に処理されますね)
もともとGoogle Apps (Gmail) には強力なスパムフィルタが付いています。
しかし、さすがに、強制的に送られてくるメールマガジン等には無力です。
そういったときに、別名アドレスを活用することで、本来処理するべきメールが埋もれることはありません。
ビジネスで利用しているメールで、スパムメールの処理に時間がかかっていては、本来の業務に支障が出ますよね。
メールは賢く利用しましょう。
それでは。