2010年8月30日月曜日

スパムをゼロにするメール術

TANAKA Kohji です。
先日の勉強会でお話ししたネタです。

迷惑メールを一般的にスパムメールといいます。
これらは大抵、以下のようなパターンで収集・送信されます。

  1. Web上にメールアドレスが露出され、収集される
  2. Web上のサービスより、メールアドレスが流出し、収集される
  3. ランダムに送信される
  4. 名簿等により収集される
このうち、4は数が非常に少ないです。
また3は、ケータイのように、ドメイン(example.com)が限られる場合によく行なわれます。

一般的にはビジネスで利用するメールアドレスにスパムが送信される場合、前者ふたつということになります。

以下、Google Apps を利用した場合で説明します。

Google Apps のアカウントが、aaaだとします。
この場合、メールアドレスは、aaa@example.comになります。

しかし、このaaa@example.comは、公開しないでください。
まず、エイリアス(別名)として、bbb@example.comと、ccc@example.comを作成します。
(このとき、bbbやccc宛に送信されたメールは送受信できるようにGoogle Appsの設定を行ないます)

bbb@example.comは、名刺に記載したりし、通常のメールアドレスとして利用します。
名刺交換した人は、bbb@example.comへ送信し、あなたもbbb@example.comより、送信します。

会社のWebサイト等には、(当然)別のメールアドレスを記載します。
グループにより、info@example.com等のメールアドレスを作成し、aaaへ転送します。

twitter等、Web上のサービスを利用する場合は、以下のようにします。
  • ccc+twitter@example.comというメールアドレスで登録する
  • ccc@example.comというメールアドレスで登録する
まず、前者による登録を試みます。
(なお+のあとのtwitter等の文字列は任意です。サービス名をつけておくと便利です)

※後者は、前者のメールアドレスで登録できないサービスの場合のみ利用します。たまにあります。facebookとかfacebookとかfacebookとか

登録時には、登録確認のようなメールが届くでしょう。
URLをクリックして認証というやつです。

もちろんこれはあなたの本当のメールアドレスには届きませんので、たとえ、そのサービス経由でメールアドレスが漏洩したとしても問題はありませんね。

さて、最後の仕上げです。
あとは、ccc@example.com等へきたメールをフィルタリングするだけです。
(Google Apps の場合は、ラベルをつけてアーカイブすると、目に触れることなく自動的に処理されますね)
もともとGoogle Apps (Gmail) には強力なスパムフィルタが付いています。
しかし、さすがに、強制的に送られてくるメールマガジン等には無力です。
そういったときに、別名アドレスを活用することで、本来処理するべきメールが埋もれることはありません。

ビジネスで利用しているメールで、スパムメールの処理に時間がかかっていては、本来の業務に支障が出ますよね。
メールは賢く利用しましょう。

それでは。
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